メインストーリーVol.4「カルバノグの兎」編 第1章後半まとめ
今回は4/6に更新されたメインストーリーVol.4第1章後半のまとめをしていきます。
いつも通りネタバレ注意です。
1章前半からぴったり2週間というハイペースでのメイン更新です。
実は対策委員会編の2章が前半2021/3/11、後半2021/3/18公開だったみたいで、当初のペースが戻ってきたと言っても良いかも。
目次
1章後半のあらすじ
大雨で設備がダメになり、ヴァルキューレ生活安全局以下の火力しか残されていないRABBIT小隊。そんな状況を見かねた先生は支援を求め、提案書を持って連邦生徒会へ直談判。
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リンちゃん&他の行政委員会&カヤ「ダメです」
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先生は帰り際にカンナとすれ違う。カヤからの進捗確認という名のパワハラを受けるカンナさん。デカルト率いる放浪者集団「所確幸」やRABBIT小隊が居座る公園の一帯を含む「子ウサギタウン」の再開発を強行する事に。
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カヤの計画にはFOX小隊が加担しており、イレギュラーな存在である先生を観察するため、ニコがアルバイトの生徒として先生に接触。
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先生はニコから買ったおいなりさんと、連邦生徒会との交渉に失敗した残念な報告を公園へ持ち帰る。おいなりさんはニコから後輩への差し入れでもあった。
RABBIT小隊は補給のためカイザーインダストリーと物々交換の交渉をするも、匿名の客が兵器を買い占めた結果在庫が無い状態で、取引は破断。
代わりに使えなくなった兵器をオークションで売りさばき、そのお金でそこそこの装備を購入。
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「所確幸」を拠点から追い出したヴァルキューレ公安局が公園を包囲し、RABBIT小隊に即時退去を要求。
しかし、先生の交渉により月末まで猶予を貰える事に。
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デカルトの銃創からカイザー製の武器である事がわかり、公安局とカイザーの繋がりを疑うRABBIT小隊。
確固たる証拠を突きつけるため、ヴァルキューレを捜査する「クローバー作戦」が発案される。
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途中でミユのミスでアクシデントはあったものの、カイザーとの取引に関する証拠を確保し、クローバー作戦は成功。
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数日後、リベートは一大ニュースとなりヴァルキューレはクロノス報道部の対応に追われる。
子ウサギタウン再開発は中止となり、当面は公園生活を継続できるようになる。
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カヤとFOX小隊は自分たちとカイザーとの癒着まではバレなかった事に安堵しながら、今後の「クーデター」計画のためRABBIT小隊を巻き込む事に合意。
計画の目的はSRTの復活とシャーレ廃絶である事が明かされる。な、なんだって~!!
1章後半の個人的要点
・カヤ開★眼
まさかのヤギ目。やはりCV石田の糸目キャラは信用ならない。
ヤギといえばSRTの校章も気になりますが、クーデターでSRTを犠牲にするのか、或いは自らがスケープゴートになるという意味か果たして。
行政委員会の中では信頼がある方と自負する割に「人には恵まれない」が口癖なのと、案外早い段階での開眼だったため、カヤが逆に協力者のFOX小隊やカイザーに裏切られる展開があるかもしれないですね。
・モエ横領疑惑
カイザーインダストリーと何度も取引をしてVVIPにまでなったモエですが、こっそりSRTのお金も使っていたようです。クロノスの耳に入ったらどうなる事か。
・銀行強盗ダメ、ゼッタイ
聞いているかシロコ?
スマホ同等に銃が普及しており、傷害や器物損壊が日常茶飯事のキヴォトスでも強盗はダメ。
ちなみに夏イベで無法地帯筆頭のゲヘナでも強盗はダメである事がわかります。全校をあげて銀行強盗に及んだアビドスって・・・。
・おいなりさんが大好きな先輩
ニコニコしてきました。
ミカの影を追う先生が多くて、早くもニコだけでなくカヤにもセミ熱狂的なファンが多く誕生しました。
ニコは先生の人となりを探るために接触してきましたが、上のセリフで恐らくフラグが立っており、二重スパイとして最終的にシャーレに協力してくれそうな予感。
先生に提供した情報がヴァルキューレと民間企業の癒着を暴くのに一役買っていて、カヤ陣営も一枚岩では無い模様です。
・ヴェリタスの副部長
バレンタインイベントでチヒロたちがヴァルキューレのセキュリティチェックを行ったのが伏線となっており、キヴォトス最高クラスのエージェントもハッキングに手こずりました。
ミレニアムはシャーレ、連邦生徒会、民間企業などのセキュリティ強化に貢献していますね。
生徒会長のリオがどういう方針か未だ不明ですが、既にキヴォトスの中心部まで影響力が及んでおり、トリニティやゲヘナも決して無視できない強大な勢力となりつつあります。
・ヴァルキューレの校舎を素手でよじ登る狂犬
そんなお前、地獄からの使者みたいに・・・。
立ち絵がいつまでも片手に肉球マグカップのままというナギちゃん現象が起きており、もしかすると本当にマグカップ片手にビルをよじ登ってきたのかもしれません。ナギちゃん現象・・・?
狂犬要素どこ?と言われるくらいマトモなカンナさんでしたが、ようやくキヴォトス人らしい部分が描写されました。身体能力は並ではなさそうです。
ヴァルキューレの最精鋭が公安局ならその局長は他の学園における治安維持組織のトップと同格の戦力を持っているかも?
・大人にならざるを得なかった中間管理職
もう捨てるものが無いRABBIT小隊と、背負うものが大きすぎるカンナさん。
先生的には両者をフォローしたつもりだったのかもしれませんが、ここはカンナさんに共感してしまいました。僕が社畜だからかもしれませんが。
生徒なんだから、背負わなくて良いものまで背負わないで青春してこい。責任を放棄しろ、と言っているようにも聞こえるのでフォローとしてはちょっと微妙。
それは兎も角、カンナさんの仲間フラグは立ったので、元飼い主の首に噛みついてやるくらいの狂犬らしい活躍が見たいですね。
・リベートの件に関する連邦生徒会の対応
普段は動かない事で有名な連邦生徒会ですが、今回の汚職事件は不自然なくらい早い対応がされました。先生が連邦生徒会に圧力を掛けたのでは?とモエに疑われる始末です。
ボッシュートした証拠は先生が預かっていたようですが、関係者しか知らないはずのリベートの件に関する情報をクロノスに流したのは誰なのか。
今回の件の責任をヴァルキューレ公安局に背負わせ、急遽調査チームを組む事で自らの潔白を証明しようとしたのも、裏で糸を引いていた連邦生徒会(防衛室)から注目を背けるためでしょう。
これからの展開について予想と考察
・カヤの「クーデター」計画
1章後半にてカヤは、サンクトゥムタワー襲撃事件以降表向きは逃亡した事になっているFOX小隊と共に、SRT復活とシャーレ廃絶を目的とした計画を進めていました。
しかし、いずれの目的もFOX小隊のユキノからの言及しかなく、カヤ自身は何も言っていません。カヤの動機は一体何なのか、考えてみました。
説1 カヤは権力欲から自分が生徒会長となりたい
ストレートな理由です。チェスや将棋を趣味としており、駒のように他人をコントロールしたいのではないでしょうか。
生徒会長となって会長権限でシャーレを廃絶し、SRTを復活させ、サンクトゥムタワーの管理者となりキヴォトスの全権を握る。
誰かに唆されて利用されているパターンも考えられますが、それはVol3で散々やったので、今回は権力を転覆してからどうしたいかという所が重要になってくると思います。
説2 更に別の黒幕がいて、そいつの計画を潰したい
連邦生徒会、ゲマトリア、カイザー、それとも全く別の勢力か。
「クーデター」計画がカッコで括られており、単なるクーデターではなくカウンター・クーデターの意味を含んでいる可能性も考えられます。
Vol1もVol3も黒幕にゲマトリアがいたので、Vol4にも彼らが絡んでくるのでは?と予想される先生は多いです。
個人的にはVol4の主題は生徒同士の主義主張の対立な気がしていて、大人同士の戦いはVol1やVol3でやったから少なくともゲマトリアは絡んで来ないんじゃないかな・・・と思っていますが、わかりません。
唯一メインストーリーに未登場のゴルコンダ&デカルコマニーも気になります。
カイザーについてはリベートがバレた後もカヤ達とは関係が継続しており、何が目的で協力しているのか、どちらが利用し利用される側なのか今のところは不明です。
メタ的な事を言うとカイザーはアビドス砂漠地下の宝物と対デカグラマトン部隊という伏線を残しているため、仮にVol.4で敵対する事になったとしても組織解体とまでは行かないでしょう。
説3 カヤなりの正義があって計画を進めようとしている
連邦生徒会はキヴォトスを管理する行政機関のはずが、会長が失踪して以降は会長の捜索に全力を注ぐあまり時間も人手も足りておらず、まともに機能していない状態です。
現状キヴォトスのあらゆる法の上に存在するシャーレに、殆どの権限や仕事を取られてしまっており、先の会見で連邦生徒会の権威も以前に比べて落ちている事がわかります。
名ばかりの組織となっている状況に不満を持ったカヤは、統括室のリンが代行の行政官を務める現行の体制を打倒し、連邦生徒会を立て直すための改革を起こそうとしているのかもしれません。
カンナとの会話でカヤが責任感について触れていましたが、カヤ自身も責任感のある人物だからこそ防衛室長というポジションを任されているのでしょう。
ただ、目的の為なら手段を選ばないやり口や人望の無さが仇となって仮に計画が成功しても・・・という結果にはなりそうです。
説4 カヤ連邦生徒会長大好き説
連邦生徒会長が消えたと同時に、どこの馬の骨とも知れない先生が入れ替わるように現れ、今日からこいつが実質最高権力者です、キヴォトスの生徒を好きに使えますと言われ、受け入れられない生徒も中にはいるはずです。
特に連邦生徒会の一員としてシャーレは完全に上位の組織で、自分たちを無視して権力を振るえる訳ですから当然面白くないと感じるメンバーもいるでしょう。
連邦生徒会長に特別視され、会長同等の権力と権限を与えられたシャーレに嫉妬し、似たような境遇にあるSRTにシャーレの先生こそが連邦生徒会長が失踪した原因だ、と吹き込んだのかもしれません。
嫉妬深い人を英語でグリーンアイドモンスターと言うように、カヤが緑色の瞳を持つキャラである事に結びついているのかも?
・「所確幸」に武器を提供していたのは誰?
デカルトのセリフから「所確幸」はヴァルキューレよりも強力な武装をしており、その結果公安局が子ウサギタウンから「所確幸」を追い出すのに手こずり、汚職に手を染めざるを得ない状況を作り出すのに貢献しました。
提供者はヴァルキューレの戦力を知っているはずなので、カヤか協力者のFOX小隊が提供したと見て良さそうです。
・カイザーコーポレーション
RABBIT小隊がデモを行った公園のある子ウサギタウン一帯は元々カイザーコンストラクションにより再開発予定だったとのこと。つまり、RABBIT小隊がデモを行う場所やタイミングもカイザーと繋がっていたカヤの計画のうちと見る事ができます。
対策委員会編にて、カイザーは退学した生徒や学校に通えない不良たちを集め、企業を主体とした学園を作ろうとしていました。カイザーコンストラクションの命運を掛けた大規模な再開発も、癒着がバレた途端に中止したり、カイザーローンはブラックマーケットとの不法な取引がバレて連邦生徒会の捜査対象となった事もあったり、なにかと黒い噂の絶えない企業です。
カイザーPMC理事以外のネームドキャラがいないので、Vol.4にも魅力的な悪役ロボが登場するかもしれないと思うと楽しみですね。
余談ですが、3rdPVを眺めていると至る所にカイザーのタコさんロゴが登場します。
・FOX小隊
FOX小隊は1章前半の回想に出てきて伝説の前作主人公的ポジションか~と思っていたら本物が登場、しかも敵サイドという衝撃が続きました。
ダークサイドに落ちている訳ではなく本人たちの意志と理由があってカヤの計画に協力しています。遠回しに後輩たちを気遣ったり、RABBIT小隊が夢を見ていると表現したり、彼女らを計画に巻き込む事に躊躇は無い様子も見せました。
SRTの本当の意味での復活は連邦生徒会長と同等の権限を持つ存在がいない限り叶いませんが、誰か(カヤ)を連邦生徒会長として就かせるか、ETOの時のようにシャーレが会長の代理として権限を行使する事で一応は実現可能です。
あのワカモを捕らえる事に成功した超エリートチームですから、カヤが良からぬ事を企んでいても察するはずですし、どちらかというRABBIT小隊たちに試練を与える目的でカヤの企みを利用し、わざと倒されるべき敵として振る舞っているような・・・。
シャーレは気に食わないけど先生個人に恨みは無いように見えるので、時が来れば先生に協力してしてくれるでしょう。
・ワカモ参上?
プロローグの混乱で矯正局から脱走したワカモですが、シャーレのオフィス付近で暴動を起こし連邦生徒会への嫌悪を顕にします。
また、絆ストーリーでは出身の百鬼夜行か連邦生徒会絡みか不明ですが、過去に誰かに裏切られ、それを根に持っているようなセリフがあります。
そして連邦生徒会長時代にワカモを逮捕したFOX小隊。彼らと協力し、シャーレ廃絶の計画を推し進める連邦生徒会役員。ワカモの過去を掘り下げるなら今としか言えない役者の揃いぶりです。
バレンタインイベントでは先生にチョコレートを渡すためにヴァルキューレを翻弄しながら逮捕と脱走を繰り返しましたが、結局逃げ果せ現在は野放しの状態です。
チヒロのセキュリティチェックといい、バレンタインイベント自体がVol4への大きな伏線になっているのではないかと思います。
一目惚れした先生が所属するシャーレの危機、しかも相手は連邦生徒会と聞いてワカモが黙っていないはずです。最も、シャーレはキヴォトス最強クラスの生徒を何人も味方につけているためワカモ抜きにしても難攻不落に見えますが・・・。
・狐集結?
半分ジョークです。FOX小隊と除くと、4人中3人が百鬼夜行出身。山海経のルミはあれは何の動物なんだろう・・・。
キツネといえばセイアも狐耳で、エデン条約の命名は会長の「いつもの悪趣味」と言っていたり失踪前の連邦生徒会長との関わりがあったように見えます。
連邦生徒会長はキツネが好きだったのかもしれません。
ちなみに、三位一体の名前を持つ学校の生徒会長が三大天使だと収まりが良いので自分もそう思っていたんですが、最近はセイアは実は百鬼夜行出身で、モチーフは稲荷神なんじゃないかなと思っていたりします。
※ガブリエル→ナギサ、ミカエル→ミカ、ラファエル→救護騎士団長のミネ
※狐といえば日本で信仰される稲荷神、「INRI」とも表記される稲荷とキリスト教の関わり、エナガは日本にも生息する野鳥、梅や桜の花?のような和風な耳飾りetc.
1章後半まとめ
役者が揃ったところで1章が終わりましたが、物語としてはようやく動き始めたところですね。
Vol4で生徒と共に先生が向き合うべき内容は、以下のような感じになるのではないでしょうか。
★社会的抹殺の危機にあるSRTの生徒たちを救えるか
★RABBIT小隊の歪んだ正義感に本人たちが気づく事ができるか
★キヴォトスの管理組織として麻痺しっぱなしの連邦生徒会をどうするか
★財政状況もキヴォトスでの立ち位置も厳しく、練度が低いヴァルキューレの状況を改善できるか
たぶんSRTが吸収合併される事でヴァルキューレにも特権が与えられ、多少自由に動ける上にエリートであるSRTを夢見る生徒も出るだろうしである程度解決されそう。
(SRTの生徒はヴァルキューレの育成素材を使う事から、結末はある意味確定している。)
★理想と現実、パワハラ上司とポンコツ部下の板挟みになっているカンナさんへのフォロー
すでに苦労しているのに今回汚職の責任まで負わされて本当に可哀想なので、せめて活躍の場を設けてほしい。(ブルアカありがち泣きっ面に蜂)
またいつものギャグテイストに戻りつつありますが、Vol.4は対立する正義をテーマに、予め用意された舞台の上でRABBIT小隊の精神的成長を施す、そんな感じの流れになりそうです。
多くの問題が提起された割に補習授業部を退学から救った以外に殆ど解決しなかったVol3とは異なり、何らかの形で決着が付くと良いなと。
どうしても先生が付いたほうが問答無用で正しいという風になりがちなので、先生も生徒が間違っている時はメッ!してあげてほしいです。
2章へのTo be Continuedの背景でキャンプが解体されている様子が写っており、遂にRABBIT小隊の子たちは先送りにしていた進路の選択を迫られる時が来るでしょう。
連邦生徒会のクーデターにシャーレ廃絶という世界観設定の根幹に関わりそうな内容で、考察班としてもすでに2章が待ちきれないですね。
おまけ
ピンクアーカイブ 次に裏切るのは誰だ・・・?
気になったので集計してみた。青に水色を含んでいたり、黒茶青の境目がだいぶ怪しいですが、PVにしか登場しない生徒も含んでいます。
金髪、黒髪、銀髪、という二次元ではメジャーな髪色の次点で4位にピンクがランクイン。やはり一般的な作品に比べて多い気がします。
というか裏がありそうなピンク髪に生徒会役員クラスがごろごろいるのがヤバい。
僕の最推しの推定サツキさんもピンク髪でした。助けてくれ。
おわり
いつも読んでくれてありがとうね。
4月に入ってバカみたいに忙しいんですがブルアカのお手軽さが助かっています。あ、でも合同火力演習は1回手動で後はスキップさせてほしいなあ。
今月の復刻イベ、来るとしたら順番的にウィッシュリストですかね・・・?もう夏?