連邦帰宅部本部

ブルアカの考察をします

エデン4章中編、特殊作戦、シナリオディレクター講演、6/17生放送いろいろ

どうも、先日の生放送の〆に出てくるアロナに脳を破壊された帰宅部員です。

あれは反則だろ・・・。ミチルに見せてあげたい。

 

4章中編のボリュームが比較的抑え目だったのと、他にも色々と触れておきたい新情報があったので一つの記事にまとめました。

※いつも通りネタバレ注意!

 

目次

 

メインストーリーVol.3 エデン条約編4章 中編

6/8にエデン条約編4章の11話~16話が中編として追加。

メインストーリーの更新は前後半に分ける形が殆どで、中編を挟む形は今回が初となる。

 

4章中編あらすじ

・アツコが生贄として捧げられるベアトリーチェの儀式を止めるべく、アリウス自治区へ急ぐ一行。復讐のためスクワッドを追ってきたミカに道を塞がれるが、先生の指揮によって切り抜ける。

カタコンベを通りアリウス自治区内の遺跡(元訓練場)に着くとサオリが熱で倒れてしまい、暫く昔話をしながら休憩をする事に。仮眠中の先生はセイアから自身とミカの状況の説明を受けると共に、一刻も早くアリウス自治区から離れるべきと警告を受ける。

・バシリカと分校を繋ぐ回廊を探すためアリウス旧校舎に到着する一行だが、以前に比べて自治区の様子が異なる事に改めて気付く。一行を監視していたベアトリーチェの手先であるユスティナ聖徒会のミメシスたちに包囲され、先生は通信越しにベアトリーチェと対峙する。ベアトリーチェはこの世界の真実を教える代わりに手を引いてくれないかと先生に取引を持ちかけるが、先生は断固拒否する。

・ミメシスたちとの戦闘中、一行に追いついたミカが乱入する。スクワッドは回廊を通って逃げるも、地形を利用したミカの攻撃により分断されてしまう。サオリとミカがついに一対一で対峙する。

デュエルスタンバイ!

 

考察ポイント

今回は殆どミカとの追いかけっこで、物語の動きとしては少なめ。新たに判明した設定や伏線と思われる内容を挙げていく。

 

  • ミカの戦闘力

今のところ疲弊したスクワッドとアリウスモブ相手ではあるが、圧倒的な戦闘力を見せつけた。壁は素手でぶち抜くし、モブが援軍呼ぶ前に全滅させるわ、柱は倒すわでもうメチャクチャ。

サオリが潰れたトマトみたいにならないか心配だ。仮にこうなっても完全復活するのがキヴォトス人の恐ろしいところ。

 

  • アリウスとミカ

ナギちゃん・・・。

アリウス自治区の事はばっちり覚えていた。アリウス自治区に踏み入れたから記憶が戻ったとかで無い限り、やはり嘘をついていた事になるか。

 

  • 先生が持ち歩いているアイテム

サオリが熱で倒れる場面で、先生が常備薬の解熱剤、胃腸薬、猫のおやつ、チョコバーを持ち歩いている事が判明する。

生徒の万が一に備えて、もあるかもしれないが、どちらかというとシャーレの激務に追われて日々過労状態の先生自身が服薬しているものと思われる。

猫のおやつは野良用か。ミヤコとのモモトークで犬派か猫派か尋ねられた時に選択肢が出るように、先生がどちら派かはプレイヤーに委ねられている。

胃腸薬はこの先ナギちゃん使う場面があったり?

 

  • アリウスの内戦

10年ほど前にアリウスで戦争があったとのこと。突如としてベアトリーチェが現れ、終戦を宣言して以降は彼女による絶対主義的な統治がされるようになる。

 

  • アリウスの子どもたち

サオリ、ミサキ、ヒヨリは貧民街出身。ヒヨリの絆ストーリーから、かなり劣悪な環境で育ってきた事が伺える。

 

アズサとアツコはベアトリーチェの教えに反抗し、よく怒られていたようだ。

 

訓練場でヘイロー破壊寸前まで暴力を振るわれていたのもアズサだと思われる。

 

  • アリウス現生徒会長

3章のナギサがミカと面会する場面で「スクワッドはアリウスの生徒会長が秘密裏に組織した特殊部隊である」とミカから説明があり、スクワッド以外にもネームドアリウス生が登場するのかなーとか思っていた。

生徒会長はまさかのベアトリーチェ。生徒とはいったい・・・。

 

また、アリウスの生徒会長は世襲制である事が明らかになる。男性や高校生以上の女性の存在がぼかされており、どうやって世襲しているのか謎が深まるばかりである。

生徒たちは高校卒業時に何らかの儀式を行って後世(?)に神秘を継承しているのかもしれない。

 

  • アリウス分校を建設したのはユスティナ聖徒会

第一回公会議にてトリニティ連合に反対したアリウスが異端として弾圧を受けた際に、アリウスの脱トリニティを助けたのが戒律の守護者たるユスティナ聖徒会。

なるほど、と思った設定。道理でアツコがユスティナ聖徒会の末裔であるわけだ。

ちなみに元ネタと思われるローマ皇帝の妃ユスティナは親アリウス派の人物。

戦闘マシーンのようなハイレグガスマスク姿のミメシスたちも、ユスティナ聖徒の数ある側面の一つ(マエストロの言う「威厳」)が顕現した形にすぎない。

 

ベアトリーチェは、儀式を止めるためバシリカへ向かう先生に対し「キヴォトスの真実を教える代わりにアツコ救出を諦めてほしい」と取引を持ちかける。

が、仮にアツコを諦めたとしても、ベアトリーチェは約束どおり素直に真実を教えてくれるだろうか?

ベアトリーチェは基本的に約束を守らない事や、これまでアリウス生徒たちを騙し続けてきた事を考慮すると、取引は先生が自らの敵対者足りうる存在か試すためのハッタリで、現時点では彼女自身もキヴォトスの真実を知らない可能性がある。

そもそも先生とベアトリーチェがお互いに求める真実は別物であり、初めから交渉の余地など無かったのだ。

 


こちらはアリウスの生徒たちを「教育」し、自治区を手中に収めた事に関する説明。

アリウスの生徒たちの洗脳に関しては特に能力を使っていないようだ。

しかし、あくまでも「使っていない」とは言ったが「持っていない」とは言っていないのが気がかり。便利な力があればよかったのですが、がどうも嘘くさいような・・・。

 

先生やゲマトリアには当たり前の技術だとしても、生徒からすればヘイローを破壊する爆弾や古聖堂のミサイルなどのキヴォトス外の技術は、説明不可能な「超能力」として映る。

本当に特殊な事をしていないのなら、夢を介してセイアを襲撃した件の説明がつかない気がする。

 

ちなみに、

上記はアリウス生徒の制服に共通して書かれており、口癖として度々登場する「vanitas vanitaatum (略)」、

こちらは、アリウス生徒たちに「殺害の意志」を持つ「人殺し」である事を自覚させ、自治区以外に居場所など無いと教えた事だと思われる。

 

この項目、ずっとベアトリーチェのお尻が映っていますね・・・。

 

ベアトリーチェの口から、ゲマトリアのメンバー各々のスタンスが語られる。

先生の考え方を理解した上で敵対者と定義し、堂々と迎え撃つベアトリーチェ。ここは敵ながらかっけえ・・・と思ってしまった。

 

  • 「崇高の転炉」キヴォトス

また意味深な例えが・・・。正体不明と言っているあたりベアトリーチェも現在進行形で研究中なんじゃないか。

転炉とは製鉄技術における、銑鉄から不純物を取り除き、鋼へ転換する設備。

以前、マエストロの説明にもあった通り、「神秘」と「恐怖」はコインのように表裏一体であり、どちらか一方の側面しか観測できない。ゲマトリアは「神秘」に辿り着く事ができず、近づく事ができた「恐怖」も複製されたものでしかなかった。

生徒のようなものを作りたいのに、化け物しか作れないゲマトリアの嘆きが聞こえる。

 

転炉と表現したベアトリーチェが何を「不純物」と捉えているか不明だが、少なくともキヴォトスが何らかの目的のために存在する世界であるのは確かなようだ。

 

  • 儀式の向こう側の存在

なんとセイアは儀式で喚び出される予定のキヴォトス外の存在と既に接触していた。

セイアという名前を持ち、金髪ケモ耳の姿をした肉体の「器」を失うと、器に当てはめていた神秘(セイアの場合はガブリエル)が解き放たれて、キヴォトスに存在出来なくなるとかそんな感じだろうか。

ちょっとメタメタしいが、ブルアカの「生徒」であるという記号がなければ、単なる元ネタの神話や伝説の存在となってしまうとも言える。

 

  • 全員集合?

方法はわからないが、セイアがナギサや他のみんなの力を借りてミカを取り戻してくれるらしい。頑張れセイア・・・!

「夢」を通じて「今、あなたの脳内に直接話しかけています・・・」ができる相手は先生のみのはず。

現実のセイアはまともに喋る事もままらない程重篤な状況であり、口パクを部下に読み取ってもらうとか、手記によってメッセージを伝える形になると思われる。

 

「他のみんな」の範囲は不明だが、エデン条約編の中心にいた補習授業部は含まれるか。

最終的にベアトリーチェという黒幕を倒す場面で、凄まじい数の援軍が来るかもしれない。それこそ他の学校まで。

 

特殊作戦デカグラマトン編(6/8更新分)

相変わらずクソカッコいいBGMとデカグラマトンとかいう激ヤバ存在をよそに繰り広げられるエイミとヒマリのコントが面白すぎる。

エストまわりのバランスはともかく、イベントストーリーとしては今のところ一番好きかもしれない。

公式がこういう設定資料的なものを公開してくれるのは珍しいなと。(とは言え本文の内容は大まかには「調べてみました!わかりませんでした!」であるが・・・)

スタンプラリー図鑑みたいに埋まって行くと思われる。UI最高じゃんワクワクしまくった。

 

  • 新たな部室

特異現象捜査部の部室は前回の特殊作戦編で「ホド」に侵入されてしまったため、ミレニアム自治区郊外の隠れた場所に移動した。

ヒマリ曰く「キヴォトスで一番安全な場所」とのこと。

 

おなじみ(?)の生命の樹が登場。キヴォトスにも伝承として残っているようだ。

セフィラに書かれている記号はそれぞれ太陽系の惑星を示す。

 

キヴォトスの伝承として伝わる生命の樹には、下記のような特徴がある。

・11番目のセフィラ(ダアト)が描かれていない

・ケセドとゲブラーにパスが繋がっていない(合計21本)

・ケテルに冥王星、コクマーに海王星が当てはめられている

天王星海王星冥王星の位置やパスの本数の解釈には諸説あり、複数のパターンが存在する。

パスをタロットカードに結びつけた解釈では、ケセド→ゲブラーのパスは大アルカナの力に対応する。

en.wikipedia.org

 

パスに関しては、イベTOPの「調査データ」から見られる生命の樹だと更に本数が少ない。これは全ての預言者が目覚めておらず、生命の樹が未完成であり、現在進行形で証明中という事だろう。

足りないパスはケテル→ビナー(魔術師)、ネツァク→ホド(塔)、イェソド→マルクト(世界)など。

 

  • セイント・ネフティス社

ビナーの調査報告に出てくる企業。

ノノミの立ち絵をよく見ると、機関銃とIDカードに「SAINT NEPHTHYS」と書かれており、ノノミがお金持ちの令嬢であるというキャラ設定から、ご家庭がセイント・ネフティス社の経営者と見て良いだろう。

 

  • 消失したビナーの研究資料とアビドス本校

2年前にアビドス生徒会がビナーの研究資料をまとめていたが、アビドス高等学校(本校)の引っ越し中に消失したとのこと。

現在アビドス本校は砂漠の下に埋もれ、付近はゲマトリアの実験場として利用されている。

 

ゲマトリアの黒服が総力戦におけるデカグラマトン解説担当である事、「ホド」の総力戦ストーリーにて自分たち以外の第三者(特異現象捜索部)がデカグラマトンを詮索するのを嫌がる描写がある事から、資料を消失という形で秘匿したのは黒服であると推測される。

 

元生徒会長のユメ先輩が亡くなったと思われる2年前の事件の真相、カイザーPMCが追っている「宝物」など、今後の対策委員会編ストーリーで明らかになっていくだろう。

 

isakusan(メインシナリオライター)講演

今年のNDC(※)にブルアカのメインシナリオライターisakusanが登壇し、講演の動画が6/9に公開された。ブルアカの世界観の成り立ちやシナリオの技術的な話がメインではあるが、一度見ておいて損は無い。

NEXON社により毎年開催されている開発者向けカンファレンス。

 

下記は講演の内容を自動翻訳から個人的に気になった点を抜き出したもの。

・ブルアカはシナリオを重視したゲーム。

・今の世界観が出来上がるまで。プロデューサー「美少女が銃で戦うゲーム(Project MX)」→アートディレクター「明るく清潔なビジュアル」→シナリオディレクター「明るくて軽いギャグ路線のシナリオ」。キャラの名前や全体的に明るい世界観は日本の市場を意識して設定した。

・異化効果(見慣れたもの同士を組み合わせて未知を作る)によって世界観の差別化を図った。プレイヤーの関心を維持しやすい代わりに世界観設定の管理が大変。

・学園モノであるというメタファーを通して、SF、宗教、ミリタリー、ファンタジーなど様々な要素が混在するカオスな世界観を纏めている。

・プレイヤーが世界観に入り込めるように、先生の描写は抑え目にして、物語は一人称視点で進めるようにした。ゲーム画面や課金にも文脈を持たせたかった。(→シッテムの箱、大人のカード)

・オムニバス形式を採用している。各ストーリーの主人公はいるが、全体としての主人公は設定していない。同時並行で進みながら最後に一つに集結する構成。MCUみたいなイメージ。デメリットとしてクオリティ管理が難しい。

・ディレクターとライターの仕事を両立するために、isakusan自身が夜勤や土日出勤をしてシナリオを書いている。

 

ピカおじ大変そう・・・。

ソシャゲのシナリオにおける普遍的な課題ではあるが、複数のライターや翻訳担当と長期的な連携が不可欠なため、クオリティの管理は想像以上に大変である事がわかる。

ブルアカもイベントやメインストーリーの章ごとに文体が異なる事があり、クオリティに多少の差を感じてしまう部分があるのは確か(なぜか韓国語版はこの傾向が顕著らしい)。

 

他にも去年のNDC21ではプロデューサー(Yongha Kim)やアートディレクター(hwansang)の講演が公開されており、そちらも大変興味深い内容となっている。

特に開発コンセプトや初期デザインまわりの話はブルアカの世界観に関するヒントが散らばっており、別途まとめておきたい。

 

6/17生放送「ブルアカらいぶ!期末テストの時期ですね!SP」

ハーフアニバーサリーにしてはちょっと早めの生放送だが・・・?

前回の生放送は2022/1/21の1周年記念。去年のハーフアニバーサリー記念は2021/7/24に配信。

主要な新情報は下記。

 

  • 夏イベ「アビドスリゾート復旧対策委員会」

6/22開催予定。

生放送中にお披露目のあった連合作戦形式のイベント。

アビドスの面々は3rdPVから予想されていたが、ワカモは意外だった。

対策委員会編3章やカルバノグ編2章への繋ぎとして、伏線が多く散りばめられていそうな予感がしている。

 

ヘルメット団のボスっぽい赤髪の子はネームドか否か気になる。ワカモと同じ七囚人ではないかと言われている。

 

  • 新キャラ3名追加

水着ノノミ(★3)、水着ワカモ(★3)、水着アヤネ(★1)の3名。

ノノミとワカモは両方とも恒常ガチャ排出、アヤネは夏イベの配布枠。両方限定で来るものと思っていたので、これは7月が本番という事だろう。

残りのシロコ、ホシノは限定か?セリカは何となく配布か恒常、或いは未実装枠になりそうな・・・。

シロコはローテーション3周目に入る事になるが(セリカ実装の場合セリカも)、タイトルの顔だし特に違和感は無い。

 

余談だが、アヤネの操縦するヘリの名前は「雨雲号」。

砂漠地帯にあるアビドスが雨乞いの意味を込めて付けたと解釈でき、アヤネのモチーフはエジプトの嵐(雨)の神であるセトの可能性が高い。

 

  • スズミのメモリアルロビー追加

シミコに続くトリニティ生徒のメモロビ(+絆スト)追加。

去年の6月ごろに、立ち絵の銃に書かれていた「vanitas...(略)」が消されるという変更が入っており、元はアリウスに関連したキャラであったとされる。

このタイミングで追加という事は何かあるような、何もないような・・・。

 

  • 特殊作戦デカグラマトン編

7/6メンテナンス後開催。

新たにチャレンジステージの実装があり、そちらでケテルの初お披露目が行われる模様。

ケテルはヘブライ語で「王冠」を意味する。

上の図だと惑星の記号が見えていないが、ブルアカの生命の樹図では冥王星の記号がある最も高い所に位置する。

最新のストーリーではアビドス砂漠に現れるビナーの調査を終えて、次はミレニアムの「廃墟」を調査する流れだが・・・?

 

  • フレンド機能、日直機能

今までは助っ人を借りるにはサークルに入る必要があったが、今後はフレンドからも借りられるように。プレイヤーを不特定多数に検索されたくない先生用に非公開設定も完備。

サークルに毎日のAP10とチャット以外のコンテンツが追加されるという事だろうか。

日直はいわゆるお気に入り機能。

 

  • メインストーリーVol1のとあるシーンにボイス追加

対策委員会編2章19話のホシノ救出後のシーンにボイスが追加されるものと思われる。

 

そして・・・

動悸がしてきた・・・。

ブルアカに2度目の夏が来る。僕はバニー参入勢なので1年目の夏を知らないが今年の夏がヤバいという事だけは分かる。

夏の風物詩といえば怪談。そういえば巷ではタイラントとかターミネーターとか散々な呼ばれ方をされている、作中の描写がホラゲーのモンスターみたいな子がいましたね・・・。

なぜかSDも先行実装され・・・? ※スクショ下手くそ選手権

 

先日の生放送で発表があると思っていたエデン条約編の後編も、7月下旬ごろ~遅くとも半周年の8/4と同時に追加されるんじゃないかなと思っています。

 

僕の推しであるパンデモ勢は当分登場しないと思っているので、忍者イベみたいな唐突な挟み込みが無い限り、12月のクリスマスイベ(仮)まで大人しく座って待つことにします。

それではまた次の記事でお会いしましょう。