連邦帰宅部本部

ブルアカの考察をします

メインストーリー Final.「あまねく奇跡の始発点」第2章まとめ

最終編は2章で終わらず、3章へ突入。

一体どうなってしまうんだキヴォトス、ゲマトリア、RABBIT小隊の公園生活、ユメ先輩、ゲヘナギャル。

 

2/5に全国の先生がたがペロロジラを撃破して21話が公開されたので、今回は2章のまとめ記事です。

目次

 

あらすじ

 

シャーレの屋上にて、負傷した黒服に邂逅する先生。

黒服は、色彩がキヴォトスに侵略してきたこと、ゲマトリアは全滅したこと、「色彩」の目的や死の神「アヌビス」について話し、この後先生は色彩の嚮導者「プレナパテス」と対面する事になると告げる。

先生はクロノスの報道を通じてキヴォトスの全生徒に緊急避難勧告を出すと同時に「大人のカード」を取り出す。これに対し黒服は、カードを乱用すると私たち(ゲマトリア)と同じ結末を迎える事になると忠告する。

一方アビドス高校では、突如消えたシロコをホシノが単独で探しに行こうとするが、今は彼女の時とは状況が違うとノノミに引き留められる。1年生の後輩たちにも、きっと先生が助けてくれると背中を押され、アビドスの4人はサンクトゥムタワー攻略へ向かう。

先生が招集をかけた各校の参謀ポジにあたる生徒たちが次々とシャーレに集う。先生がD.U.の防衛を終えると、リンが作成した資料を手元に「虚妄のサンクトゥム攻略戦」の作戦会議が開かれる。

トリニティのティーパーティーとシスターフッド、ミレニアムのエンジニア部とヴェリタスなど各所の協力により、キヴォトスの6箇所に出現した虚妄のサンクトゥムタワーを、300時間後の臨界点到達までに破壊しなければならない事が判明。リオが残したデータをもとにタワーの分析をしていたヒマリは、タワーを破壊するにはそれぞれの守護者を撃破する必要があると付け加える。

キヴォトス全住民の避難とタワーの攻略、その両方の指揮を先生が執ることに。

反転してしまった生徒を元に戻す方法を探す件で、セイアから提案を受け、大預言者クズノハの行方を知るため陰陽部のニヤ、カホと話す先生。

クズノハは生徒名簿に記録のない都市伝説のような存在であり、百花繚乱の委員長のみ彼女と通ずる権利があるとのこと。

その百花繚乱も廃部予定ときて分からず終いと思われたが、ニヤの発案により忍術研究部を大雪原に送り込み、百花繚乱の現委員長を探す特別任務が秘密裏に開始される。

各地で住民の避難とタワーの攻略が並行して行われる。

 

タワー攻略チーム

  • 第1虚妄のサンクトゥム(ビナー):シロコ以外の対策委員会、便利屋68、マキ
  • 第2〃(ケセド):特異現象捜査部、トキ、C&C、ツルギ、イチカ、チェリノ
  • 第3〃(シロ&クロ):ヒナ、RABBIT小隊、ゲーム開発部+アバンギャルド君Mk.Ⅲ
  • 第4〃(ヒエロニムス):アリウススクワッド、シスターフッド、救護騎士団
  • 第5〃(ホド):リオ以外のセミナー、エンジニア部、ヴェリタス、温泉開発部
  • 第6〃(ペロロジラ):アズサ、ヒフミ、美食研究会、給食部、カイテンジャー

 

地域防衛チーム

  • トリニティ:ティーパーティー、ハスミ、マシロ、コハル、図書委員会、トリニティ自警団、放課後スイーツ部
  • ゲヘナ:サツキ、ヒナ以外の風紀委員会、救急医学部
  • ミレニアム:特異現象捜査部、エンジニア部、トレーニング部、リオプロダクト(AMASやシェルター)
  • 百鬼夜行:陰陽部、修行部、お祭り運営委員会
  • 山海経:玄龍門、玄武商会、サヤ、梅花園
  • レッドウィンター:チェリノ以外の事務局、工務部、227特別クラス、知識解放戦線
  • D.U.シラトリ区(+シャーレ):ヴァルキューレ警察学校、給食部、ワカモ、ラブ+ヘルメット団

クズノハの特別任務にあたっていた忍術研究部は、比較的安全と言われていた大雪原で敵襲に会い、ピンチに立たされていた。

それを空から尾行していた万魔殿の飛行船から、戦車「虎丸」が投下され窮地を救う。忍者を助けてあげたいと願ったイブキの好感度稼ぎに満足したマコトは他2人とともにゲヘナへ帰還する。

第1~5のサンクトゥムを撃破後、第6のサンクトゥムが出現すると同時に全てのサンクトゥムが復活してしまう。再び攻略を終えると、今度は第6のサンクトゥムに第1~5のエネルギーが集まり最終サンクトゥム戦となる。

強大な力を得たペロロジラ(色彩)の攻略のために、ヒマリとチヒロが準備していた秘密兵器を使用することに。秘密兵器とは、サンクトゥムのエネルギーを利用して「物質の巨大化」ができるという代物。先生の提案で、巨大化の対象に選ばれたのはカイテンジャーのロボット「カイテンFX Mk.∞」。

巨大カイテンロボットは3分しか持たない代わりに、絶大な威力でペロロジラを粉砕した。

全ての守護者を撃破し、先生と生徒たちはキヴォトスの青空を取り戻すのに成功する。安堵する一行の前に、突如反転した大人のシロコが現れる。

To Be Continued(3章へ続く)

 

用語の整理

 

作中で頻繁に登場するのに、未だ明確に定義付けされていない単語が多くなってきたため一度整理してみる。しかし、整理しても意味が分からない。

 

神秘

Mystery。「崇高」の側面の一つ。

生徒が持つ力とされる。全ての生徒は「神秘」を持つ。

 

ゲーム内では「神名文字」を生徒に使うと「神秘」を解放し、更に強くなる事が可能。

 

生徒の頭上に現れる光輪すなわちヘイローは、「神秘」の証であるとされる。

デカグラマトンの預言者たちにもヘイローがあり、彼らも「神秘」を持っていると思われる。

 

黒服に言わせると、ホシノは「キヴォトス最高の神秘」だそうだ。

 

恐怖

Terror。「崇高」のもう一つの側面であり、「神秘」の裏側である。

 

エストロが作った「複製(ミメシス)」や、クロコことアヌビスはこの属性を帯びている。

更に、これまで登場した「恐怖」を持つ存在は、例外無く先生や生徒に対し敵対的である。

 

「恐怖」を持つ存在は深い青色で表現され、倒されると塵になって消える。

ヘイローを持つものが「恐怖」属性を帯びると、ヘイローがひび割れてボロボロになる。

 

崇高

根源」とも。

エストロの解釈では「崇高」は「神秘」と「恐怖」の側面を持ち、コインの表裏のようにどちらか一方の側面でしか観測できない。

 

ペロロジラは「神秘」も「恐怖」も持たず「崇高」に至った例の一つ。

デカグラマトンは「崇高」を既に理解したと語る。

 

個人的には「名もなき神」と同義ではないかと考えている。

シロコを例えに出すと、シロコが「神秘」の、アヌビスが「恐怖」の名前ではないかということだ。

便宜上シロコ=「狼の神」としていたが、もしかすると「狼の神」がシロコの崇高、つまり名もなき神としての肩書なのかも。

「神名」文字を使う、もっと言えば名前を与える事で生徒の「神秘」が強くなるというのも納得が行く。

 

色彩

キヴォトスの太古から観測されている不吉な光。

キヴォトス外から到来しては、人の精神を錯乱させる光を放ち、接触した者の「根源」を反転させる。

 

ゲマトリアの宿敵でもある。

ベアトリーチェはこれを自分に降ろす事で神になろうとしたが、失敗する。

 

意志も欲望も目的も持たない観念と黒服は解釈していたが、最終編では明確な意志と計画性を感じたと言う。

 

名もなき神(々)

太古の昔より存在する原始的な「神秘」や「恐怖」。

自然を模った形で顕現するという。

 

アリスはこれらの王女である。

「色彩」はすでに「名もなき神」と接触した後だと言われている。

 

無名の司祭(たち)

キヴォトス以前に存在していたこの世界の主

淘汰されて数を減らしたが、現在も生き残りは活動を続けている。

 

「名もなき神(々)」を信仰し、数々のオーバーテクノロジーを残した。

アリスを乗っ取った<Key>、エデン条約の調印式を襲った巡航ミサイルや、アビドス砂漠の地下に埋もれていた宇宙戦艦は彼らの遺産。

 

サンクトゥムタワー

「名もなき神」が築き上げた技術の一つ。

これの制御権を握れば、キヴォトスの全てを手中に納める事ができる。

キヴォトスの中心に存在し、タワーの現管理者である連邦生徒会はここで働いている。

 

「色彩」がキヴォトスに下ろした6本のサンクトゥムタワーは、「色彩」の光をキヴォトス中に伝播させる役割を持ち、2週間もあれば全ての「神秘」を「恐怖」へ反転できるという。

 

簡易相関図

 

「色彩」のこれまでの行動

 

用語に続き、今回の件の黒幕である「色彩」がこれまで何をしていたか、簡単に時系列にまとめた。

黒服や生徒たちのセリフを参考にしたが、一部時系列が不明なものは一番下に配置した。

 

長いキヴォトスの歴史の中で何度か到来する「色彩」。書や絵画にその存在は記録され、人々を狂気に至らせる不吉な光として語り継がれていく。

ベアトリーチェは、自らが神になるべく「色彩」を呼び寄せる儀式を行う。儀式を通して、「色彩」は預言の大天使セイアを見つけてしまう。(エデン条約編4章)

「色彩」はキヴォトスに到来すると真っ先にシロコの「崇高」を確保する。

(最終編1章)

「色彩」はアヌビスを使ってゲマトリアを襲撃し、「秘儀」と「検証結果」を奪い取る。

「色彩」は「名もなき神」の技術の一つであるサンクトゥムタワーを用いて自らの光をキヴォトス中に伝播させ、全ての「神秘」を「恐怖」に反転させようとする。

先生と生徒たちの活躍により、虚妄のサンクトゥムタワーが破壊され、計画は中断。(最終編2章)

 

※時系列不明※

  • 「色彩」が「名もなき神」と接触する。
  • 「色彩」に当てられた狼の神の「神秘」は「恐怖」へ反転して死の神「アヌビス」となる。
  • アヌビスは「色彩」の嚮導者「プレナパテス」を引き寄せる。

 

新キャラと設定

 

2章で新しく登場したキャラや、設定が更新されたキャラを見ていく。

コユキ

リオのセキュリティシステムの解除にその超人的な能力が必要になり、ユウカとノアに反省部屋から連れ出される。

制服に着替えてセミナーのメンバーとして活躍。実装はそう遠くない気がする。

ユウカに対して少し舐め気味な態度だが、ノアに対しては一挙一動を記憶されていることへの恐怖心もあり従順。

 

サクラコ

覚悟の姿。

ユスティナ聖徒会から継承した礼装という名の限界きわきわのハイレグを着こなすが、誰がどう見ても破廉恥な格好だった。

礼装を身につける事で士気や身体能力に影響を与えると思われるが、詳細は不明。

 

ちなみに新立ち絵のサクラコ様は共通してグリップではなくマガジンを掴んでいる。不具合かもしれない。

 

サツキ

2nd PVの初お披露目から約2年、長らくハスミに対抗しうる逸材として推定の名前で呼ばれ続けていた謎のピンクお姉さんが遂に登場。どことは言わないが長い。角が。

「アハッ」という特徴的な笑い方をする。

 

マコトを掌の上で転がしゲヘナを影から操る黒幕・・・ではなく蓋を開けてみればおもしれーゲヘナ生徒だった。

オカルトに熱心で、最終編では議長からの指示でゲヘナの住民を避難させた際は古典的な催眠術を披露して見せた(効き目はナシ)。

「NKウルトラ計画」という怪しい計画も進めているようで、ゲヘナ編メインストーリーで詳細が明かされるかもしれない。元ネタはほぼそのままの、マインドコントロールにまつわる実験の数々。

 

キサキ

玄龍門の門主山海経における生徒会長。黒い君主とも呼ばれ、ナギサの要警戒リストに含まれていた。

僅か数行の出番しか無いのにも関わらず、膨大な数のファンアートが描かれた。

 

背を伸ばすバンザイ体操をして効果が無かったことや、それなりの地位にあるシュンも「門主様」と呼ぶこと以外殆ど謎に包まれている。

一人称は「妾」、語尾に「じゃ」をつけ老人のような喋り方をする。

 

玄龍門は山海経の生徒会であり、同学園の玄武商会とは文化と伝統を巡って対立関係にある。所属する生徒はマフィア風の格好をし、何かと黒い噂が絶えないとか。

余談だが、作中では地味に「竜」と「龍」で表記ゆれしている。

 

名前とデザインから、モチーフは楊貴妃ではないかと言われている。

 

ミナ

玄龍門の執行部長で、今回の件では山海経の防衛が薄いところに投入された。

大のマフィア映画・ドラマファンなのか唐突に映画のセリフを引用しては部下にウザがられている。マフィアに憧れるマフィア。

デザインのモチーフに、80年代に流行した犯罪映画ジャンルの代表的な俳優であるチョウ・ユンファなどを取り入れているとされる。

 

クズノハ

存在する存在しない生徒。百花繚乱の創設者であり、初代委員長。

生徒として存在した記録が無く、その存在を知るのは百鬼夜行の一部生徒のみで、直接会う事が出来るのは百花繚乱の歴代委員長に限られる。キヴォトスでもかなり特殊な立ち位置の生徒。

預言者とセイアが呼ぶように、セイアに似たような予知能力や透視の能力を持つと思われる。

元ネタは名前そのまま、安倍晴明の母とされる伝説の狐「葛の葉」。

 

2章の考察ポイント

 

百花繚乱紛争調停委員会(ひゃっかりょうらんふんそうちょうていいいんかい)

百鬼夜行の治安維持部隊にあたる組織だが、ネームドは一人も登場していない。

それもそのはず、活動を停止してから久しく、更に委員長と副委員長の両方に連絡がつかず廃部予定である事がカホの口から明かされた。

3年生のミチルは委員長と何回かすれ違った程度と話しており、まるで神隠しに遭ったかのように今は行方不明となってしまった。3章で彼女らに出会える事を願いたい。

 

歴代委員長はクズノハと通ずる権利を持ち、彼女から指示を受けているとのこと。

また、エリート揃いの集団だったとも言われている。

かつて百鬼夜行が連合学院となる前、戦乱の時代にクズノハが百花繚乱を設立し、紛争を調停したという逸話がある。

 

余談ではあるが、武に優れるワカモは果たして彼らと何か関係があるのだろうか。

最終編ではSRTのFOX小隊もストーリーに関わっており、実質カルバノグ編1.5章のような位置付けと言ってもあながち間違いでは無く、連邦生徒会長と共にワカモやFOX小隊に関する新たな展開があるかもしれない。

 

ニヤとマコトのマッチポンプ

クズノハの手がかりを得るための特別任務は、ニヤ、カホ、忍術研究部の3名と先生の間でしか共有されなかった極秘の情報である。

にも関わらず当たり前のように万魔殿のマコトが情報を入手しているのは、彼女の言う情報網が本当に凄いのか特殊能力持ちなのか。

陰陽部と万魔殿は「不忍ノ心」の交流会でコネクションが形成されており、裏で何らかの取引を行った可能性は捨てきれない。忍術研究部は少なくとも怪しんで良いはず。

マコトはこれまでにアリウスやレッドウィンターなど他校と秘密裏に取引をした前例があり、今回はそれがたまたま良い方向に転んだのかもしれない。

 

セイアが新たに得たもの

儀式を介して「色彩」に触れてしまい、器が崩れかけたセイア。

白昼夢の中でクズノハに出会い幾つか言葉を交わした後、予知夢の能力を代償として支払う事でキヴォトスに戻ってきた。

 

予知夢はキヴォトス崩壊の悪夢を最後にもう二度と観る事は無くなったが、代わりに勘が鋭くなり、ごく短期の未来予知に近い力を得る事になる。

作中ではユスティナ聖徒会のミメシスが次に出現する位置を的確に当てたり、コハルが予期せぬ事態に巻き込まれている事を察知したりした。

予知夢はチートだが、こちらの能力も大概である。

 

即席の秘密兵器

最終サンクトゥムの強化版色彩ペロロジラを倒すために、ヒマリとヴェリタスが超特急で組み上げた謎の兵器。使うと3分だけ対象を巨大化できる。

 

これまでにも精神ダイブ装置(?)、未来予知も可能にする要塞都市まるごと一個、応援ロボットという名の超高性能戦車、ミクさんを受肉させる技術、宇宙戦艦用レールガンなどが発明・開発されており、いくらなんでも便利すぎるぞミレニアム。

 

正義の指名手配犯カイテンジャー

カイテンジャーと言えば、毎日指名手配でお世話になっている寿司マン5名と、総力戦のボス「KAITEN FX Mk.0」である。地味だが回転寿司皿のようなMk.1も存在する。

連邦生徒会に指名手配されている凶悪な犯罪集団だが、流石にキヴォトス未曾有の危機と聞いて先生たちに協力してくれた。

ペロロジラ戦で先生の呼びかけに快く応じたのは良いが、なんでそんなに連絡早いの?そもそもなぜ連絡先を知っている?という疑問は残る。まさか先生が裏で支援しているなんて事は無いよな・・・?

ちなみに給料制。

 

アビドス衰退の要因?

ノノミの実家である大企業ネフティスグループ。

色彩ビナー戦にて、ネフティスグループの列車がアビドス衰退に拍車をかけたきっかけであるとノノミは語る。

 

特殊作戦デカグラマトン編のビナーの調査データ内に、ネフティス社の鉄道工事をビナーが妨害した旨の記述があり、事業としても順調に進んだとは言えないだろう。

 

ネフティス社がカイザーグループにビナーの対応を肩代わりしてもらう事で、カイザーの更なる成長を助長した可能性がある。

更に、同時期に発生したアビドスの砂嵐とビナーに何らかの関係性があるなら、鉄道工事がビナーを怒らせ、自然災害によるアビドスの衰退を加速させたのかもしれない。

 

終末の預言

セイアが観た予知夢の内容について、カヨコの意味深なコメント。

トリニティ「にも」ということは、ゲヘナにも同じような預言が存在するのだろうか。

特にゲヘナには「アビス」という特大の厄ネタが残っており、「カタコンベ」のユスティナ聖徒会、「廃墟」のDivi:Sionに並ぶ、キヴォトスを滅ぼしかねない厄災が眠っている可能性が高い。

 

イブキ出自の謎やゲヘナ生徒のやけに高い情報収集力も、「アビス」と何か関係性があるのか。ゲヘナ編やイベントで触れられるのを待とう。

温泉開発部があまりにも執拗に地下を掘るものだから、「アビス」に関する手がかりを入手しようとしていると考えた事もあったが、多分温泉が好きすぎるだけだと思う。

 

大きなカバンの持ち主

1月24日のアップデートで追加されたアビドス教室の家具シリーズには、対策委員会の5人それぞれに対応した机とは別に、6個目の机がある。

ユメ先輩のものかどうかは明確には書かれていないが、最終編2章のノノミのセリフから、ある日教室にバッグを置いたまま遭難し行方不明になったと推察される。

 

ちなみに4th PVには4人分のアビドスの生徒証を手にしたまま横たわる誰かのスチルがある。

立ち絵などのカラーリングと照らし合わせると、生徒証はシロコ以外の対策委員会のもの。※左からノノミ、セリカorアヤネ、ホシノ

横たわっているのはシロコか、その後に続くのが過去ホシノのスチルな所からユメ先輩の可能性も考えられる。

学生証はキヴォトスの生徒にとっても命のように大事なアイテムであり、それを他人が複数預かっている状況は只事では無い。この場合、4人の形見か、それとも学生証を他の誰かに売りつけようとしたか・・・。

 

「色彩」到来時のホシノやノノミの反応を見ると、過去に似たような現象に遭遇した事があるような様子だ。

クロコの存在や「色彩」に触れた人を戻す方法がストーリー内で言及された今、ユメ先輩は「色彩」か他の何かによって反転してしまい、ホシノに介錯を頼んだ説がいよいよ濃厚になってきた。

メインストーリー1発目というのに、どうあがいても絶望。これが学園×青春×物語の原点。

 

シロコの過去

最終編1章でシロコが記憶喪失であることが判明したが、2章ではホシノ・ノノミとのファーストエンカウンターが描かれた。

 

気付いたらアビドス本校の前にいて、自分の名前以外の記憶を失っていたという。メインヒロインみたいな属性しやがって・・・。

ホシノに迫る戦闘能力はこの頃から健在で、ホシノと交戦してギリギリ返り討ちに会う。ホシノは当時のシロコを野良猫のようと表現した。

(もしかしてアビドス本校を廃墟と呼んでおじさんを怒らせてしまった・・・?)

 

マフラーは元々ホシノが身につけていたものを、雪の降るような日にボロ布一枚のみ纏うシロコに巻いてあげた。

よく見るとボロ布のカラーリングは反転したシロコのドレスに似ている。

 

シロコの記憶喪失の理由?

シロコを発見した時のホシノやノノミの反応は、その誕生や家族の詳細が一切不明なキヴォトスの生徒基準でも、名前以外を覚えていない状態がフィクションのように突飛な事であるのを物語っている。

「気付いたらここにいた」というセリフや、とても今までキヴォトスで生活を送ってきたと思えないような格好から、シロコはある日突然キヴォトスに現れたのではないか。

この説でのシロコの時系列は下記のようになる。

 

「捻れて歪んだ終着点」の前世界線でシロコがアヌビスへ反転。死の神としての力を存分に振るい、キヴォトスの終焉を加速させた。

シッテムの箱を破壊し、先生に銃口を向け「全部終わらせよう」とする。

(連邦生徒会長により次の世界線に先生が送り出される)

何らかのきっかけで今の先生がいる世界線を発見する。今の世界線にやってくる際にアヌビスからシロコへ反転し、記憶喪失のまっさらな状態で投げ出される。

ベアトリーチェの招待を受けた色彩がキヴォトスを見つけ、シロコに接触する。シロコはアヌビスへ再び反転し、前の世界線の記憶を思い出す。

ゲマトリアを襲う。その後、サンクトゥム攻略を終えた先生の前に現れる。

ゲマトリアを襲う理由としては、前世界線で自身が反転した直接の原因がゲマトリアにあるのかもしれない。ホシノの代わりに実験対象になったとか。

 

この場合、記憶喪失のシロコが廃墟もといアビドス本校を訪れるまでに、元々この世界線にはシロコが存在しない事になるが・・・。これがアロナの仕業だとしたらまさしくヒロイン戦争である。

 

アヌビスは何を語るか

2章の終盤では、遂に先生とアヌビスが邂逅した。

エデン条約編4章で先生がセイアを訪れた時、終焉の悪夢を観て夢うつつのセイアは開口一番に先生が無事かどうか尋ねており、先生はこの先「無事」では済まないような目に遭う可能性がある。

(無論、この時のセイアは過去に先生がサオリに腹を撃たれた時の話をしているのかもしれない)

 

特に最終編1章の下記の場面は「捻れて歪んだ終着点」である前の世界線の出来事だと思いたいが、まだ油断はできない。

(銃声3回)

(銃弾が3発打ち込まれたシッテムの箱)

もう、先生を守る方法は無い。

先生。

これで……

これで、全部……終わるはずだから。

(銃声1回)

 

様々な秘儀や兵器を持つゲマトリアを一瞬で壊滅させ、あまりにも不意を突かれた登場に連邦生徒会もただ唖然とし、4thPVの自身と対面する場面ではシロコを圧倒する強さを見せたアヌビス。

今までに無い危機が迫っている気がするが、先生はこの先生き残れるのか。

 

恐怖から神秘への反転

「神秘」が「恐怖」に変わるなら、その逆も出来るはず。

攻略戦の会議で「色彩に触れた人を元に戻す方法を探す」と言い出したのはかなり唐突ではあったが、夢の中のアヌビスを想像して発言したのだろうか。

 

ゲマトリアのマエストロによると「恐怖」は不可逆の概念とされる。

クズノハは、絶対に抜け出せないはずの色彩に囚われたセイアを解放した実績があり、何かを代償に支払う事で、常識では不可能な事も成し遂げてしまう力を持つ。

 

仮にクズノハの協力により反転した生徒を元に戻す手段が確立できるなら、アヌビスを筆頭に、今後反転した生徒の実装があるかもしれない。今後も2年に1回とかで良いから色彩降りてきてこないかな・・・。

 

瞳孔オッドアイの謎?

シロコの瞳孔が黒と白のオッドアイなのは皆ご存知の通り。

 

関連性は不明だが、連邦生徒会長とアロナも瞳孔オッドアイである。

※画像右は反転していない元の連邦生徒会長

一つ前の記事でも触れたように、4thPVの終盤に登場する砂浜を歩く黒いコートの女性は、連邦生徒会長の反転した姿だと思われる。

瞳孔オッドアイは前の世界線で反転してしまった事を暗示しているのか。

 

使いすぎ厳禁「大人のカード」

2章ではD.U.防衛のため、通算3度目の大人のカード使用が行われた。ここら辺の先生の行動はかなり謎である。

大人のカードを使用した戦闘では、我々プレイヤーが入手し、育成したあらゆる生徒を編成可能となる。

 

同じタイミングで、カードを乱用すると私たちと同じ結末を迎える事になるぞと黒服から警告を受ける。

これがどういう事なのか解釈が分かれるところだが、言葉通りに読むと下記3つの説に分けられる。

  1. 私たち(ゲマトリア)のような、異形の怪人に成り果てるということ
  2. 私たち(ゲマトリア)のように、生徒を目的のための道具としか思えなくなること
  3. 私たち(ゲマトリア)がシロコの襲撃を受けて壊滅したように、いずれ命を散らすこと

1や2の、ゲマトリアが先生の成れの果てという説は興味深い。Vol.1の黒服の説明では生や時間を削る代物である事も言及されており、単純に使いすぎて死ぬなよ、の意味としても取れる。

今のところカード使用の代償に関する描写はなく、今後カードを使用する度に先生に何かしらの異変が起きるかもしれない。

 

色彩の嚮導者、その正体と目的とは

色彩の嚮導者にはちゃんとした名前があった。

「プレナパテス」は新約聖書ギリシャ語版)の一書『テトスへの手紙』第1章10節に記載のあるφρεναπάταιの単数形。(読み方としてはフレナーパーティスが近い)

単語の意味は人の心を惑わす者、詐欺師といったところ。

 

間違った教えを説く存在、つまり生徒たちを正しく導く先生の正反対にあたる存在であることから、プレイヤーの干渉を一切受けなかった前世界線の先生の慣れの果てではないか、という推測まで生まれている。

 

4thPVでアヌビスがこいつを守るように登場したり、アヌビスが嚮導者を引き寄せたという黒服の言及だったり、プレナパテスとアヌビスとは共通の目的を持つ協力関係にあると思われる。

完全に妄想の領域だが、「色彩」は「神秘」「恐怖」そして「崇高」の概念を吸い上げてキヴォトスのコピーを作り、アヌビスは先生を攫って新しいキヴォトスで一からやり直したいとかだろうか。

いずれにしろ彼らの計画の行方がキヴォトスの命運を決めるのは間違い無い。

 

3章の予想

最後に3章の予想をしてみるが、順当にいけば4thPV後半の内容が描かれると思われる。まさか失敗した前の世界の話も触れられるのか・・・?

 

今までの展開からして、3章でこれは描かれるだろうという物語を期待を込めて羅列した。

  • カヤ・FOX小隊陣営とシャーレとの一時的な協力関係
  • カイザー本部VSシャーレ、プレジデントとの決着
  • 砂漠のオーパーツ(宇宙戦艦)の奪還
  • アリスがレールガンを用いて黒い月?謎の球体に穴を空ける
  • シロコ&クロコの邂逅
  • 先生とプレナパテスの対峙
  • 百花繚乱委員長に出会い、何かしらの代償を払ってクズノハから反転した生徒を元に戻す手がかりを得る
  • クロコに帰る場所を与える
  • 連邦生徒会長の現在の話
  • 連邦生徒会内部の政治、どうなるリンさん
  • 壊滅したゲマトリアと後継者フランシス

預言ではキヴォトスが消滅するところまで語られているが、現在の世界線はまだ回収されていない伏線や完結していないストーリーが多数あるため、滅亡は未然に防がれるか一度滅んでも元の状態に戻るだろうと踏んでいる。スナック感覚で色彩が到来してキヴォトスが終わりかけているのだし。

 

おわり

おわりです。

2章で終わるかと思っていましたが、良く考えてみたら夏イベや降臨大祭も前後編に分けられていたのだから、題材的にも1イベントで終わるはずないなと・・・。

3章は今やっている連合作戦とバトンタッチする形で後半イベ引き連れて22日に来そうな感じがします。