メインストーリーVol.5「百花繚乱」編 第1章「いつかの芽吹きを待ち侘びて」前編まとめ
木枯らし吹く晩秋がやってまいりましたが、百鬼夜行では桜が満開です。
どうも、連邦帰宅部員です。
Vol.4カルバノグ編の後編から約4ヶ月半、11/8にVol.5百花繚乱編が公開されました。
今回もいつも通り、あらすじや新設定の振り返りを行いながら、今後の展開について考察していきます。
※ネタバレ注意!!
目次
あらすじ
虚妄のサンクトゥムの災害から時が経ち、百鬼夜行では来週開催される「百鬼夜行燈籠祭」に向けて準備が行われていた。
祭りと聞いてひと暴れしようと企む魑魅一座・路上流だったが、「アレ」を返しに来たという元百花繚乱のナグサが現れ、蹴散らされてしまう。
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いつも通りシャーレで書類仕事をしていると、陰陽部の部長ニヤから百鬼夜行に来てほしいと電話が入る。
クズノハの手紙に記されていた、色彩の影響を受けた生徒を助ける方法について、手がかりを得られるかもしれないと考えた先生は百鬼夜行へ向かう。
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百鬼夜行の自治区に到着した先生は、住民から財布を盗んだ不良を問い詰めているユカリに出会う。暴力沙汰になるものの、先生がユカリの指揮を取り、あっさり勝利する。
助けて貰ったお礼として、ユカリは先生を連れてお祭りムードの百鬼夜行を案内する。その途中、ユカリを連れ戻そうと勘解由小路家の使用人が駆けつけてくるが、ユカリに逃げられてしまう。
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陰陽部を訪れると、ニヤ、カホ、チセが揃っていた。災害の復旧に明け暮れ活気を失っていた百鬼夜行を元気づけるため、シズコが頑張って燈籠祭の準備している、といった近況を聞いた後、本題に入る。
数日前、花鳥風月部を名乗る部活からの手紙が陰陽部に届いたとニヤ。
手紙の内容を読み上げ、お祭り前にはよくある典型的な脅迫だと言うが、本来こういった案件を対処するはずの百花繚乱がつい先日解散したため、空席をシャーレに埋めてほしいと依頼する。
先生がそれに承諾すると同時に、陰陽部の扉が開き、ユカリが入ってくる。
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ユカリは、空が赤く染まった日にナグサが姿を現したという噂と、同日陰陽部が北部の大雪原に特殊忍者隊なるエージェントを派遣したという情報の真偽をニヤに問う。隠す必要もないと判断した陰陽部は、ナグサと以前接触したことを認める。
さらにユカリは、百花繚乱の委員長となるべくナグサに「継承戦」を挑むため、陰陽部に立会人をやってほしいと願い出る。
状況的に陰陽部の介入が政治的な問題に発展しかねないと見て、ニヤは代わりに先生に依頼してもらうよう誘導する。先生は快く引き受ける。
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手続きを終え、百鬼夜行の街中に戻ったユカリと先生は、「継承戦」成立に必要なもう一人の立会人を見つけるべく、百花繚乱部員を探していた。先輩であるレンゲとキキョウに助力を仰ごうと、まずは現地点から近いレンゲの家へ向かうことに。
レンゲの家には「青春を取り戻す旅に行ってくる」と書かれた張り紙があり、それをヒントに百鬼夜行の文化部を回るが、レンゲ本人には辿り着くことができなかった。
そんな中、祭りの準備をしていた修行部に出会う。燈籠祭の歴史や祭儀について聞いていると、ユカリを見て復讐のチャンスだと考えた魑魅一座が襲ってくるが、そこにレンゲが駆け付け、追い払うことに成功する。
修行部に体験入部中のレンゲに、ユカリは「継承戦」の立会人を依頼するが、断られてしまう。それでも諦めないユカリを武力で分からせ、先輩として忠告を残して去っていく。
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ユカリは落ち込むが、自らの頬を叩いて気を取り直す。次の目標へ向かおうとするも、既に日が暮れており、使用人に迎えられ一度別れることに。
帰路に一日の出来事を振り返っていると、突如謎の声を聞く先生。何となく声のした方へ向かうと、魑魅一座に囲まれ劣勢に立たされていたナグサを発見する。
隙を見てナグサを助け、夜の街を歩きながら百鬼夜行の状況やユカリの「継承戦」について話す。それを聞いてなお百花繚乱に戻るつもりが無いと言うナグサが帰るのを、静かに見送った。
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翌日、先生と合流したユカリはキキョウに会いに百花繚乱の調停室を訪れる。キキョウの元には、今回の燈籠祭こそ勘解由小路家の巫女に祭儀を行ってもらうべく交渉しに来たシズコがいた。
キキョウに事情を説明し、「継承戦」の立会人を依頼するが、断られてしまった上に、ユカリの実力不足を指摘されてしまう。諦める気配が無いユカリは、ナグサの前に自身に挑んでみればいいと言うキキョウに「継承戦」を申し込み、叩き伏せられる。
耐えられなくなったユカリはその場から逃げ出し、先生とシズコは彼女を追う。残されたキキョウはレンゲにコンタクトを取る。
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一方、百花繚乱にやられっぱなしで不貞腐れていた魑魅一座は、手を貸してくれると言う怪しい生徒に出くわす。
(1章後編へ続く)
重要キャラ
勘解由小路(かでのこうじ)ユカリ
百花繚乱所属の1年生にして由緒正しき勘解由小路家の巫女。
平安貴族のような垂髪と、八重歯が眩しいえり~とお嬢様。一人称は「身共(みども)」。
本ストーリーの主人公ポジションと言って良いだろう。
中学生時代のとある出来事をきっかけに百花繚乱に憧れを抱き、中学生の頃から毎日懲りずに門を叩き続け、約10ヶ月前に百花繚乱へ入部した。
高校生になってからは可愛らしい双葉のアホ毛が無くなっている。
1章前編では、アヤメやナグサが去り廃部寸前の百花繚乱を再結成させるべく奔走中。
先輩たちに「継承戦」を挑み、委員長の座を狙おうとするが今のところ返り討ちにされている。
入学してすぐ百花繚乱に入部出来た時点でエリートであるのは確かだが、戦闘能力ではナグサどころかレンゲやキキョウにも敵わない様子。
燈籠祭に向け巫女としての「義務」もある中、屋敷を勝手に抜け出しており、使用人たちを度々困らせている。
どうやら巫女をやりたくないのには本人なりの理由があるようだが……。
不破(ふわ)レンゲ
黒い一本角と、真っ赤な長い尻尾が特徴の切り込み隊長。
ユカリに先輩と呼ばれ、2年生のキキョウとはタメ口、ナグサを先輩呼びしているため恐らく2年生。
1章前編では既に百花繚乱を離れ、青春を求めて様々な部活に体験入部していたところ、ユカリと出会う。
文化部を一通り回り、現在はツバキたちの修行部に落ち着いたようだ。
ナグサが「証」を返却しようとした事に納得しておらず、先輩たちに見放されたと腹を立てている。
修行部が魑魅一座に襲われた際には駆けつけて追い払ったり、そのあり方は百花繚乱のまま。
桐生(きりゅう)キキョウ
ありそうでなかったクールで毒舌な猫又のオカン参謀。2年生。
レンゲの幼馴染で、いつもあやとりをしている。スチルではあやとりをしていない。
現状、百花繚乱に残っている唯一の部員で、普段は調停室にいる。解散令を出したのも彼女。
1章前編では、ナグサが「証」を返そうとしたことも知らず再結成を夢見るユカリを実力で打ち負かす。
歯に衣着せぬ物言いがきつい時があるが、後輩が毎日歯磨きをしているのかチェックしていたり、面倒見の良い面も。
御陵(ごりょう)ナグサ
最終編にて初登場した百花繚乱副委員長(委員長代理)。
少し前の更新で顔グラが、今回の1章実装と同時に立ち絵が変更された。
委員長であるアヤメから「資格の証」たる銃を引き継いだが、なぜか委員長の座に就く事は拒否し、代理に落ち着いた。
アヤメの失踪以降ずっと彼女の捜索に当たっており、「証」を返却しようと百花繚乱を一度訪れた以外は母校へ戻っていない。
1章では「アレ」を返却するために百鬼夜行を訪れており、魑魅一座の襲撃に遭っていたところ、先生に出会う。
魑魅一座に隙を与えてしまった要因である右腕は、怪我をしたのか動きが鈍いらしいが、具体的にどのような状態かは不明。
ナグサが返そうとしている「アレ」についての考察は後述。
七稜(ななかど)アヤメ
未登場。百花繚乱の委員長。
ユカリの入部と同時期(10ヶ月ほど前)に、委員長の「証」である銃をナグサに継承し、百花繚乱を脱退した。
以降消息を絶っており、ナグサが捜索中。
現状彼女に関する情報は少ないが、下記にいくつか挙げる。
- 「クールっていうより、どっちかっていうとキラキラした陽キャっぽい感じだった」byミチル
- 「元はと言えば委員長――アヤメがやることだけど……」byナグサ
- ※クズノハからシャーレ宛の手紙を忍術研究部に渡すことについて
- 「ナグサ先輩は(アヤメ先輩の決断を)最後まで受け入れず……アヤメ先輩が委員長でなければダメだ、と。」byユカリ
- 「委員長はたしかにすごい人だ……だが、あんたも含めてみんな、いつ委員長がいなくなってもおかしくないと思っていただろう?」byレンゲ
「継承戦」という名の下剋上システムを持つ、百鬼夜行きっての武力集団のトップが一体どれほどの人物なのか、後編以降に期待しよう。
アラタ
Vol.5の初っ端を飾るタヌキっ娘。
百鬼夜行のならずもの集団である「魑魅一座・路上流」のリーダー。立ち位置的には河駒風ラブが近いか。
「来週のお祭り前に好き勝手暴れる計画」で、燈籠祭前の百鬼夜行を盛り上げるが、解散済みのはずの百花繚乱に蹴散らされ愚痴をこぼしていた。
???
名前・所属共に不明。キョダイマックス暗黒ロリ
一人称は「手前」。全身絆創膏・包帯まみれである。
登場と同時に禍々しい新BGMが流れる。
手に持っている銃のモデルは種子島(いわゆる火縄銃)と思われ、登場済みの銃の中ではかなりレトロな類。
彼女の正体についての考察は後述。
新設定
百花繚乱
正式な部活名は「百花繚乱紛争調停委員会」。百鬼夜行でも選りすぐりのエリートが集う部活。
水色の羽織がトレードマーク。
最終編でも少し触れられていたが、その歴史は古く、百鬼夜行が連合学院となる前から存在していた。
活動内容はその名の通り、百鬼夜行内の対立や紛争を仲裁し、均衡を保つこと。
実質的には他の学園で言う風紀委員に当たる武力組織だが、彼女らは制裁ではなく「仲裁」をモットーにしているという。
設立者は大預言者と呼ばれるクズノハ。
百花繚乱について判明しているその他の設定は下記。
- 歴代委員長はクズノハに会う権利を持ち、「黄昏の寺院」でクズノハから指示を受けている(という噂)。
- 委員長だけが手にできる「資格の証」は、クズノハから引き継がれた「幽霊を捕らえる事ができる銃」
- 百花繚乱幹部の肩書に相応しくないと幹部クラスが判断した場合、部員は「継承戦」を申し込み、勝利すればその座を奪う事ができる、いわゆる下剋上制度が存在する。
- 「継承戦」には百花繚乱の幹部と外部から、それぞれ1人ずつ立会人が必要。外部の立会人は代々陰陽部が担当していた。
- 活動のスケジュールは過酷で、レンゲによると「毎朝4時起きで鍛錬、終わって朝飯食ったらすぐ授業……放課後も鍛錬」らしい。
百鬼夜行燈籠祭
20年前に廃止されたお祭り。
虚妄のサンクトゥムの一件によって沈んだ百鬼夜行を活気付けるため、シズコが音頭を取って復活させた。
その歴史は「百鬼夜行学院」の名前だった頃に遡り、紛争の時代が終わり連合学院となった後、戦いで傷ついた人々の不安を解消するべく、当時の百鬼夜行の中心となっていた人物が立ち上げたという。
祭りの内容は、祭儀で勘解由小路家の巫女が舞をし、花火をうち上げ、灯籠に明かりをつけて川に流すといったもの。
20年前に開催された時は、祭儀が行われなかったようで、廃止となる原因の事件があった模様。
勘解由小路家
代々、百鬼夜行で行われる祭儀や行事の重要な役目を担ってきた由緒正しい一族。
ユカリの実家である。
名家らしく使用人がおり、ユカリをお嬢様と呼んで付き従う。
20年前の燈籠祭でもこの一族の巫女が舞を披露するはずだったが、行われずじまいだったらしい。
ユカリ本人も今回の燈籠祭で祭儀を行うことを何やら避けており、祭りが20年もの間廃止となった原因に深く関係していそうだが、現時点では不明。
花鳥風月部
陰陽部に手紙を送った謎の勢力。百怪談の一つとされる部活。
「連合の今の形態を認めない極悪非道の部活」、「怪書を操り、人々を惑わす魑魅魍魎」などと言われているらしい。
今のところメンバーや実際の活動内容は不明。
脅迫文の内容や、彼女らの目的についての考察は後述。
余談だが4.5thPVのスチルでは「鳥」が「島」と誤字っており、ゲーム内スチルでは修正済み。
百鬼夜行の新しい部活
レンゲが体験入部した文化部の一部の名前が判明。文化部でもカホがリストにまとめる程度には数があるようだ。
- クロレラ観察部
- フィットネス落語部
- 多面指し将棋部
- かるたバトル部
また、今回始めて百鬼夜行のモブ生徒の立ち絵が3種類実装された。
考察
〈謎の声〉
ナグサと先生のシーン前後で流れた声について。〈〉で囲まれたセリフが表示されると同時にノイズが走る演出となっている。
声がしたのは以下の2回。
1回目:ナグサが魑魅一座に囲まれていた時、先生をナグサのいる方へ誘導する
2回目:百花繚乱に帰れない理由は、「残ったみんなに失望されたくないだけ」だとナグサが語った後
先生には少なくとも聞こえているようだが、ナグサは聞こえていないのか、無視しているのかは不明。ただ、少なくともこの声のお陰でナグサが魑魅一座の包囲を抜けられたのは確か。
声の主はナグサが死んでしまうと困るのか、単に先生と彼女を引き合わせたかったのか定かではないが、何らかの目的を持って先生にコンタクトを取っているようだ。
もしかすると、ナグサが右腕を羽織で隠している理由と関係があるかもしれない。誰かそこに棲んでいらっしゃる……?
時代を超えた脅迫文
陰陽部の元へ届いた手紙の内容を読み解いていく。
↓手紙の本文↓
そなたらに告げる
我々の風流は終わってなどいない、風情は大勢で味わうべきもの
お楽しみが始まり、空に咲いた大輪の花を見上げたその時に――
もう一度――そなたらの元を訪ねよう
陰陽部はこれを脅迫状と読み取ったが、本当にフラットに読むと「我々も祭りに参加する」程度の意味しかない。これを自分なりに要約してみると以下のようになった。
お前たち聞け、私たちの活動はまだ終わってないし、お前たちも一緒に参加してもらう。祭りが始まって花火を見ている時そっちに向かうぞ。
こうして見ると、どうやら20年前に起こった何かの続きをやろうとしているよう思える。
彼女らの経緯を推測するなら、20年前に彼女らの活動によって巫女の舞が行われなかったが、何者か(当時の百花繚乱か)によって悪事を中断され、復讐のチャンスが今やってきたといった所だろうか。
巫女の舞
燈籠祭の伝統となっている、勘解由小路家の巫女舞。
巫女舞とは、祈祷や奉納の役割を持つ他、元々は神をその身に降ろし(憑依させるとも言う)、神託を人々に授ける儀式である。
百鬼夜行での巫女舞がどの役割を持つのか、神がかりの儀式だとした場合誰を憑依させるのか、今のところ不明。
また、ユカリとクズノハの顔立ちや髪型が似ているのも気になる。眉と前髪はそっくり。
同一人物とまではいかずとも、ユスティナ聖徒会の血(ロイヤルブラッド)を引くアツコと同じように、ユカリも百花繚乱創設者であるクズノハの血筋を引いている可能性は高い。
最も、親や子孫を残す手段について意図的にボカされているため、血筋を引くことが具体的にどんな意味を持つのか明確ではない。
例の「アレ」
ナグサが返そうとしているアレ。
他の百花繚乱メンバーからは「証」を返そうとした、などと言われているが、本人が一度も「証」と言っていない。
とは言え、「今の私には資格が無い」というセリフもある通り、前後の文脈からしてアレ=「証」はほぼ確ではあるのだが、一応整理してみる。
・「資格の証」とは
銃である。詳しくは、代々の百花繚乱委員長のみが手にできる、クズノハから受け継いできた銃。
モデルは三八式歩兵銃と思われ、百花繚乱全員が共通で持つ銃と同じ。
百花繚乱の公式サイトに画像が上がっている。
「幽霊を捕らえる事ができる」らしいが、実際のところそういった性能があるのか不明。
ユカリの説明では、「クズノハ様と会えること」と「幽霊を捕らえられること」が並列に語られており、両者は同じ意味を持ち、幽霊を捕らえることがクズノハに会うことの比喩表現の可能性もある。
・証の所在
現存の「証」は10ヶ月ほど前にアヤメからナグサに引き継がれ、ナグサが誰かに返却しようとしている。
実は、作中でナグサの「証」が返されたとは一度も言われておらず、全て未遂の「返却しようとした」といった表現となっている。つまり、銃はまだナグサが持っている可能性が高い。
ナグサが一度だけ百鬼夜行に戻った日に「証」を返そうとしたが、その場に居合わせたキキョウや他の後輩たちに目撃され、持って帰ったとされる。
既に呪いの装備のようになってしまい、返したくても返せなくなっていないと良いのだが……。
おまけ:ユカリ固有武器との比較
随分と年季が入っており、ユカリの銃とも傷の位置が異なる。テープで傷を隠しているように見えなくもない。
手前の手をお借りしても?
魑魅一座に手を貸そうとしている謎のメ◯◯キ生徒の正体が気になって夜も眠れない先生が多いと聞く。
たったの6行しかセリフが無いが、現時点の情報から彼女の正体を考察してみる。
・花鳥風月部説
最有力。
PVで火の海となった百鬼夜行をバックに笑っていたり、魑魅一座に力添えしようとしているため。祭りで暴れてメチャクチャにしたい魑魅一座と、祭りの最中に何かしでかそうと企む花鳥風月部では利害が一致している。
また、彼女の銃も、他の生徒は近代モデルの銃が多い中時代錯誤なほど古い代物であり、彼女自身が異なる時代から訪れた人物であることを表しているかもしれない。それこそ20年前とか……。
彼女がタイムスリップしてきたか、20年間封印されていたか定かではないが、ブルアカには古の遺産であるアリスの存在や、多次元解釈システムなる技術も登場しているので、可能性としては十分あり得る。
・反転した生徒説
闇落ちしたような雰囲気から。個人的にはあまり無いと考えているが、一応取り上げる。
反転(テラー化)とは、「色彩」の影響を受け、生徒本来の属性である「神秘」が「恐怖」に反転した状態を言う。
テラー化した生徒の特徴として、ヘイローがボロボロに崩れていることや、青いオーラをまとっていることが挙げられるが、手前ちゃん(仮)のヘイローは正常に見える。
ただ、クズノハのセリフからして、過去に色彩の影響を受けた事例がシロコ以外にも存在したような口ぶりのため、セイアのように半端に影響を受けた可能性はある。
・アヤメ説
突然姿を消した百花繚乱委員長アヤメが帰ってきた。
可能性としては無くはない程度で、アヤメだとしても普通の状態ではないだろう。魑魅一座に協力しているし。
衣装がレンゲのそれと似ている点や、キヴォトスの組織のトップは小さい子になりがちな風潮から。
キャラの印象も、「キラキラした陽キャ」というよりネチネチしていそうな雰囲気である。
・幽霊説
「証」たる銃は、幽霊を捕らえることができるという噂から。
キヴォトスには鬼や悪魔そのまんまな生徒がいるのだから、幽霊の生徒がいても特に不思議では無い。
20年前に亡くなったはずの生徒が現代に蘇る、まさに怪談にぴったりである。
・七囚人説
ヴィランっぽい生徒が登場するたびに言われている気がする。
連邦生徒会長が失踪し、ちょうど先生が着任した日に矯正局から脱出し……燈籠祭が開催されるまでタイミングを見計らっていた?
百鬼夜行出身の七囚人は既にワカモがおり、仮に彼女もそうだった場合、百鬼夜行は2人も七囚人を輩出したことになる。
そういえばワカモの話が一切出ていないが、彼女の出身は一体……。
百花繚乱はこれ以上ネームドが入る余地がなさそう(既に5人もいる)だし、花鳥風月部出身なら面白いが、現状あるとしたらローディング画面から推測して修行部くらいか。
ワカモの本質的に、矯正局に送られる前から一人で活動していて、部活に入った経験が無かったとしても不思議ではない。
幼馴染と犬と……ミモリ?
初めて先生の指揮下で戦ったユカリは、不思議な感想を口にする。
適当言っているのか分からないが、何かの伏線である可能性は否めない。
また、ユカリのノーマルスキルの名前は「待ち侘びた再会」である。
もしかすると、この先燈籠祭にて彼女の身に悲劇が起こり、タイムスリップしてやり直したことを暗示しているかもしれない。
一応、高校1年生はブルアカ基準では15歳で、普通に歳を取っていれば20年前の事件とは関わりが無いはずだが……。
さらに、ミモリとの会話で以前会ったことがないかと聞かれた際に、ユカリは明確に焦りを見せ、返答を濁していた。
今のところ二人の関係性には一切情報が無いが、過去に何か気まずい事でもあったのか、単に勘解由小路家であることを隠したいのか。今後回収されるのを期待したい。
今後の予想
新総力戦ボス
来週あたりには後編が来そうな上に、今月末の総力戦は今のメインストーリーに関連しそうな新ボスである。
【総力戦&大決戦予告】
— ブルーアーカイブ公式 (@Blue_ArchiveJP) 2023年11月1日
現在「ケセド」との激戦を繰り広げている先生へ、今月のスケジュールを紹介します!
次回は大決戦「市街地戦・ホド」!
月末には新総力戦の予定です…!
新たなBOSSは何なのでしょう…?
複数の目を持つ存在が、鎖で繋がれているように見えますが…
これは一体……#ブルアカ pic.twitter.com/FEOuW8eT0n
耳が生えており狐のように見えるが、クズノハの本体だったりしたら面白い。
鎖で繋がれているのは、過去に人に捕らえられ、封印された事があるということだろう。それこそ20年前にやらかして、燈籠祭をメチャクチャにしたとか。
背景にアジアンな建物が映り込んでおり、仏塔あるいは神輿のようにも見える。
候補としては、破壊されたという「黄昏の寺院」か、双眼鏡を片手に火の海となった百鬼夜行を眺める蜘蛛女(仮)のいる場所だろうか。
後者の建物は何となく百鬼夜行よりも山海経に近い様式に見えるのだが、果たして……?
4.5th PVスチルの回収状況
予告PVに登場したスチルやセリフのうち、1章前編で使用済みのものは画像の通り。
※一語一句が一致せずとも、かなり近いセリフがあったものは△としている。
なお、完結済みのカルバノグ編でも未回収スチルが3枚あるので、今回も全部回収されるとは限らない。
前編にして既に半分は消化されており、このペースで進めば後編には百鬼夜行が火の海となっているだろう。
後編以降に期待する内容
1章前編やこれまでのメインストーリーを踏まえて、後編以降注目していきたいポイントは以下。
- ユカリは百花繚乱の再結成を果たせるのか。
- 連絡を取り合ったキキョウとレンゲの次の行動とは。
- ナグサの右腕の謎。何かに取り憑かれているのか。
- 「証」の最終的な持ち主は誰になるのか。
- 謎の声の主は一体誰なのか。先生に話しかける目的は何なのか。
- 花鳥風月部が燈籠祭で成そうとしている事とは何か。
- 20年前の燈籠祭で一体何があったのか。
- 巫女の舞の役割とは。誰をその身に憑依させるのか。
- 手前ちゃん(仮)と、屋上で炎上する百鬼夜行を眺める生徒の正体。
- 行方不明のアヤメを探し出せるのか。
- クズノハに会いに行き、色彩の影響を受けた生徒を助ける手がかりを得られるか。
- 黄昏の寺院が破壊されてしまった理由とは。
- 放浪中のアヌビス(シロコ*テラー)と再会できるか。
おわり
今回はここまでです。
百鬼夜行の新キャラがどんどん増えていきますね。ひとまず手前ちゃん(仮)、君の名前を知りたい……。
4.5th PVの内容的に時間を遡ったり別世界線に移動したりして、過去や未来の生徒が出てくるのでしょうか。
最終編で黒服が「過去に戻って彼女(シロコ)を殺すべきでした」なんて事を言っているので、過去に遡る何らかの方法があるようです。
僕も2年前に戻ってみたいなあ、なんて思ったりも。