連邦帰宅部本部

ブルアカの考察をします

メインストーリーVol.4「カルバノグの兎」編 第2章「We Were RABBITs!」前編まとめ

実質セカンドシーズン1発目のシナリオ更新は、4.5th PVの予告通りカルバノグ。

 

今回は6/7に公開されたカルバノグ2章前編のまとめです。

簡単なあらすじと、いくつかの新しい設定に触れながら考察していきます。

 

ネタバレ注意!

 

目次

 

あらすじ

空から塔が落ち、キヴォトス中が大混乱に陥る――かの虚妄のサンクトゥムの一件が過ぎ去り、日常が返ってきた。そんな中、事件の後処理に加え、過日のサンクトゥムタワー襲撃事件をはじめとしたFOX小隊の裏工作の影響で、連邦生徒会はパニック状態が続いていた。

当のFOX小隊はというと、カヤの「クーデター」に向け工作活動に勤しんでいた。任務の内容は鉄道車両基地を襲い、交通室長と連邦生徒会代行の世間体を悪化させること。

FOX隊員たちは、たとえSRT特殊学園を復活させるためだとしても、市民に危害を加える事は正義に反するのではと疑問を言葉にするが、隊長のユキノはそんなものは作戦に不要だと切り捨てる。

RABBIT小隊は、もはや当たり前となった公園生活の新たな一日を迎える。朝食の準備をしていると、彼女らの元を先生が訪れる。先生はシャーレ襲撃の際に助けてくれたお礼として、特上牛ロースを差し入れ、RABBIT小隊と一緒に豪華な朝食を取る。

朝食後、先日の襲撃でシャーレに紛失物がないか調べるため、モエが作戦当時の防犯カメラをハッキングして記録を調べる。映像記録には、SRTにしか支給されないはずの装備で武装された兵士が映っていた。

ミヤコ達は、以前資金調達のために装備を中古オークションで売り払った事を思い出し、兵士の正体を明かすべく、先生をその場に残して出撃する。

一方、連邦生徒会では先の事件の事後処理をめぐり、朝からぶっ通しで会議が開かれていた。会議では水掛け論が繰り広げられ、役員たちの意欲も低く、特に結論も出ず閉会する。

その後リンの元を訪れたカヤは、前から目障りだったとリンに銃口を向け、「クーデター」を仕掛ける。先日発見されたという連邦生徒会長の手紙を証拠に、リンは公文書毀棄および職権乱用の疑いで逮捕されてしまう。

リンを寮へ送ったカヤは、各所に連絡を取り緊急声明発表の準備を進める。

RABBIT小隊が武器のGPS信号を追って辿り着いた場所は、SRT訓練施設の屋内戦訓練場を彷彿とさせる建物だった。ミヤコ達は潜入を試みるが、待ち伏せていたFOX小隊に制圧されてしまう。

後輩を迎える「ウェルカムパーティー」としてニコはいなり寿司を振る舞い、話に花を咲かせる。ミヤコ達は装備を買い占めたのが先輩たちだと知り安堵するが、シャーレから持ち出しされたものや連邦生徒会を襲撃した理由を問うと、ユキノは今はまだ教えられないと言う。

更に、RABBIT小隊を解散し、FOX小隊に合流しないかとユキノから提案を持ちかけられるも、一同を追ってきた先生が「少し時間をくれないか」と間に入り、その場は解散する。

去り際に、ユキノはミヤコに、提案に乗る気があるならスマホに送った座標に来いとささやく。

RABBIT小隊を連れて公園に戻った先生は、彼女からFOX小隊についての話を聞く。キヴォトスで最も優秀な特殊部隊で、今は人が変わってしまったようだと。

突如、連邦生徒会の緊急アラートが鳴り、緊急声明が発表される。声明の内容は、首席行政官であるリンの失脚と、新たな連邦生徒会長代行にカヤが就任するという内容だった。

最後には、先生を名指しでの呼び出しもあり、先生はモモカとアユムの反対を押しのけてカヤの招集に応じる。

執務室でカヤと先生が対峙する。短い問答のあと、先生はカヤから「シャーレの行政手続きの改善案」を提案され、サインを求められる。今後シャーレの活動の一切は連邦生徒会の名の元で行われるといった内容だが、責任を負うべき大人として賛同できないと断る。

翌日0:00より、カヤによる新体制が始まった。行政命令で治安や統制に関する規則が一新され、D.U.の治安維持もヴァルキューレに代わりカイザーコーポレーションが務めることに。

新体制に適応できず理不尽に連行される市民が続出する中、RABBIT小隊はカイザージェネラルに出くわす。カヤの命令でカイザーはSRTとは敵対しないと言うジェネラルは、むしろ支援を受けないかとRABBIT小隊に提案する。虫が良すぎると怪しんだミヤコ達は提案を断り、その場を離れる。

カヤが保証するというSRT特殊学園の復活、FOX小隊からの提案、「戦闘」には勝てても「戦争」には勝てないというジェネラルの言葉を前に、RABBIT小隊は今後進むべき道について決断を迫られていた。

その頃、連邦生徒会長代行となったカヤは朝のコーヒーを楽しむ暇もなく、キヴォトス中で発生する事件や事故の対応に追われていた。日常茶飯事とされる列車のハイジャック事件に続き、財務室長からは追加費用請求書の差戻しが入り、更にはデモ隊が反旗を翻したという報告まで入る。

ミノリ率いるデモ隊はリンが失脚したと聞いた途端、今度はカヤを糾弾しはじめ、デモを再開するのだった。曰く、この地におけるすべての権力者と資本家が消えるまで。

(11話「ブラックコーヒー」に続く。)

 

 

新たな設定

FOX小隊の先輩たち

連邦生徒会長直下の特殊部隊として、カイザーの大量破壊兵器開発の証拠突き止め、「災厄の狐」逮捕といった数々の功績を上げてきた、「キヴォトスで最も優秀な特殊部隊」であるFOX小隊。

 

通常の戦闘力なら各学園にもSRTに匹敵する生徒はそこそこいるが、特殊な状況下の作戦において、FOX小隊を超える集団はいないとのこと。

2章ではそんな伝説の先輩たちの素顔が少しずつ明らかになっていった。

 

メンバー

・七度(しちど)ユキノ

FOX小隊の隊長。

RABBIT小隊に「完璧すぎて欠点がない」と言わしめる程の人物。

小隊員の動きを秒単位で統制していたらしく、仲間から信頼され、隊員は彼女の命令ならどんな任務でも動くという。

実際、隊員たちが疑問を顕にしつつある一連の工作活動も、なんだかんだユキノの指示に従ってしまっている。

 

以前は正しさの象徴のような人物だったが、「SRT特殊学園の復活」を餌にカヤの下でとても正義とは思えないような活動に手を染めてしまった。

2章では、ミヤコとの交渉に割って入った先生に対して「あなたのような大人が大嫌いです」と言い放つ。ハイライトの無い目でそんな事を言われるのはその……我々の業界では……(ry


・ニコ

コードネームはFOX2。

小隊員みんなをあたたかく見守る「小隊のお母さん」として親しまれている、優しい先輩。おっきなおいなりさんをくれる。

ただし、特殊部隊としての冷静な面も持ち合わせ、作戦中に消耗した弾丸や補給品の数をすべて覚えているとか。

 

FOX小隊では唯一、2章がファーストコンタクトではなく、1章で一足先に先生に接触し、おいなりさんを買ってもらう代わりに情報を提供していた。

最近の工作活動に関しては正義に反すると感じる部分が多く、ユキノの命令に渋々従っているような雰囲気である。

 

クルミ

最前線で戦う、ベテランのポイントマン。ツッコミの達人でもある。

コードネームはFOX3。

 

銃器が故障した時、敵の武器を奪って突破したというエピソードや、銃を取り回しづらい状況ではストックでそのまま敵を攻撃する戦法を思いつく柔軟さを持つ。

常に気を張らなければならないポイントマンの性か、いつもツンツンしている。

 

2章冒頭では破壊工作の影響で病院に行けない市民を心配し、このままで大丈夫なのかとユキノに疑問を投げかけた。

 

・オトギ

FOX小隊の狙撃手。コードネームはFOX4。

変わったタイプの狙撃手で、任務で残弾数を数え違えてしまうお茶目なところがある。

訓練で敵チームとして戦ったサキは、銃弾がどこから飛んでくるかわからないプレッシャーで中々動けなかったという。

クルミがツッコミならこちらはボケ担当。

 

 

連邦生徒会における「母校」

人材資源室長のセリフより、連邦生徒会に「母校」の概念がある事が明らかになった。


ちなみに人材資源室長はレッドウィンター出身。

 

対策委員会編1章にて、アビドスの負債問題の会議でホシノから上がった提案によれば、生徒数が多い方が連邦生徒会の発言権という点でも有利なようだ。

(最も、生徒数を増やす手段はスクールバスのハイジャックという、何ともアビドス式の作戦ではあったが……)

 

 

「母校」を辞書で引くと、卒業した学校といった意味だが、これまでの描写として頑なに高校生以上の女学生が描写されていないことや、18歳の生徒が留年または停学という扱いになっていることから、卒業生というより在学中の生徒から選抜される形式の可能性は高い。

無論、公式の連邦生徒会の生徒紹介では学年のみ表記されており、彼女らの年齢が明らかでない以上、連邦生徒会メンバーだけ卒業生である可能性も考えられる。

 

※例:公式Twitterによるカヤの紹介

 

 

連邦生徒会条例

キヴォトスの法体系は各学園の「校則」、連邦生徒会内の「規定」、市民を拘束しうる「規則」などが存在しているが、今回「連邦生徒会条例」なる条例が存在することが明らかになった。

カイザーが開発していた、爆発の影響範囲が半径数kmに及ぶという大量破壊兵器はこれに違反し、ヴァルキューレでは対応が難しくSRTが派遣された。核兵器ほどとは行かないが、これまでに登場した兵器よりも一層影響範囲が広大だ。

 

日本で言うと条例は法律や命令よりも効力は下になるが、連邦生徒会の位置付けとして現実の国連を参考にしているところは多く、言葉通り条例というより本質的には国際条約に近いだろう。

キヴォトスでは「規則」がいわゆる法律に該当し、おおよそ効力は条例>規則>命令>校則>規定と推察できる。

 

 

連邦生徒会の組織図

2章では新しく、「人材資源室」「交通室」「調整室」「文化室」「保健室」が存在することが明らかになった。なお、調整室が調停室の誤字である可能性は否めない。

 

その他、連邦生徒会の組織については以下のような内容も判明している。

・「文化室」「保健室」はFOX小隊による襲撃で怪我をし、次長が業務を代行している

・ハイネはFOX小隊による襲撃を受け、腕を骨折した

・モモカは交通室所属である

・アオイは2年生

・モモカ、スモモ、ハイネはお互いにタメ口、制服の星や帯も1つ

 

以前、公式Twitter世界観紹介にて連邦生徒会の組織図が公開された。

主な組織として「統括室」と「行政委員会」に2つに分かれており、「行政委員会」の計11個の部署がキヴォトスの行政に関わる様々な業務を行っています。

 

組織図の「???」の部分は今回の更新で5つ埋まり、名前のわからない部署が3つ残った。

現在判明している連邦生徒会のメンバーは全体の一部に過ぎず、先のFOX小隊の襲撃により「次長」が業務に当たっていること、ネームドが必ずしも「室長」ではないことから、想像よりもスケールの大きな組織のようだ。

 

余談だが、2022年10月に発売された『ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス』のp.277の設定資料には、星の数が学年を表しているような記載がある。

しかし、実際のデザインと上記の設定とは乖離があり、星や帯が表すのは学年ではない可能性が高い。

星3つ:リン(3年生)

星2つ:カヤ(3年生)、アオイ(2年生)、アユム

星1つ:モモカ(1年生)、スモモ、ハイネ

 

 

狂気のレッドウィンター工務部

おそらく多くの先生にとって、2章前編で最も強烈な印象を残していったレッドウィンター工務部。

4.5th PVでスチルのチラ見せがあったとはいえ、突然のミノリ紹介(+立ち絵変更)+ガチャ登場に驚いた先生は多い。

 

依頼の有無に関わらず、権力者と資本家が存在する限りデモを行い続ける集団で、その無茶苦茶加減には出身校を同じくする人材資源室長をドン引きさせた。

レッドウィンター内で日常的に対応しているチェリノ会長や側近のトモエの手腕が再評価される流れになるとは、一体誰が想像しただろうか。

 

さらに、ミノリを引いた方は聞いた事があると思うが、マイページの当番に設定した際、先輩は今頃どうしているのだろうと独り言を喋る。

ミノリは3年生でありその先輩となると恐らく18歳の生徒であり、暫く顔を合わせていない様子から既にレッドウィンターを離れている可能性が高く、「七囚人」となった事も考えられる。

ただでさえ癖の強い工務部出身がやべーヤツ揃いの七囚人ともなると、どんな人物なのか想像するだけで恐ろしい。

 

 

考察ポイント

カヤがクーデターを起こした動機は?

根回しや裏工作で連邦生徒会の世論を操作し、やや無理やりな罪状を突きつけて首席行政官のリンを失脚させ、代わりに自分が連邦生徒会長代行となったカヤ。

一体なぜそんなことを?とカヤの動機を少し考察していく。

 

約1年前の記事でカヤの動機について4つの説を挙げたが、2章の様子を見る限り、説2以外をガッチャンコしたような動機付けとなっているように思える。

カヤ視点で、クーデターを起こした理由は以下のような感じではないだろうか。

  • 連邦生徒会長が返ってくるのをただ何もせず待つかのように、「現状維持」に徹する体制が気に食わない。
  • 超法規的機関のシャーレが、防衛室や他の行政委員会の仕事を奪い、連邦生徒会の権威を貶めている。
  • 自分より仕事ができないように見えるリンが、連邦生徒会長に贔屓され、代行に選ばれた事に嫉妬している。
  • 連邦生徒会役員に、現体制に不満を持ちつつも実際に行動へ移せる「まともな」人間がいないので、自分が行動するしかない。

 

カヤの主張に多少バイアスが掛かっているとはいえ、シャーレが連邦生徒会の業務を肩代わりすることで何とか回っていた状態であるのも確かで、リンも状況を放置していた事に対し自覚が無い訳ではない。

超人依存の行政システムの改革、代行のボトルネック解消、シャーレの負担軽減はいずれも向き合わなければならない問題であるのは事実だし、行動へ移し矢面に立つ事を選んだだけでもカヤは偉いのだが――

 

 

明日までに考えてみよう

――クーデターを起こすところまでは良かったものの、転覆後は皆さんご覧の通り、趣味がチェスや将棋の彼女が最も嫌うであろう、盤面外の事態が押し寄せ翻弄されていた。

責任感に満ちた真面目な生徒で、その試みは素晴らしくはあったが彼女の手法では諸問題の解決は難しいだろう。

原因は主に以下の通り。

  • 法を整備した程度では、超人ありきのシステムの根本的改革にはならない
  • 実務経験が不足しており、目の前の仕事がまず回らない
  • 情報量が圧倒的に不足しており、キヴォトスの治安情勢をあまりにも知らなかった
  • 連邦生徒会長の引き継ぎが不十分だった
  • 先生の賛同を得られなかった

 

加えて防衛室は、2章冒頭の回想でカイザーとの癒着が暴露されているように、当時から腐敗が蔓延っていた部署(1年生の頃からカヤが就任していたなら尚更)で、連邦生徒会の信用を傷つけた「黒い羊」として煙たがれている可能性すらある。

列車ハイジャック事件を例に挙げると、明らかに防衛室管轄の案件なのだが指示系統が防衛室を迂回する形となっており、何かがおかしい。

そう言った背景からか、防衛室に仕事が回って来ず、殆ど実務経験を積めなかったと思うと少し不憫である。今蚊帳の外って言ったか?

 

 

連邦生徒会長からの手紙の真偽

2章では、連邦生徒会長が残したメモや手紙が物語のキーアイテムとして登場する。

 

メモはシャーレの権限に関する内容で、連邦生徒会室に残されていた(リン談)。

 

手紙は「何かがあった場合代行業務は防衛室長に任せる」といった内容で、シャーレの地下室に隠されていた(カヤ談)。

こちらは先日のクーデター騒ぎに紛れてシャーレにFOX小隊を派遣した際に、回収させたとされるもの。

 

メモの真偽については話が逸れるので、今回はカヤが発見したという連邦生徒会長の手紙の真偽について考察してみる。

 

手紙は偽物だよ説

カヤの動きには不審な点が多く、まずこちらが思いつくだろう。

リン失脚の決定打となったのは、自分には不利な内容が書かれた連邦生徒会長からの手紙を隠していたという罪だが、リンの反応からして全く身に覚えがなさそうだ。

筆跡鑑定の結果に関わらず押し通せてしまう程度に、リン派の発言力が弱い状況を作り出したという点も、偽物説を後押ししている。有りていに言えば、タイミングが良すぎる。

その場限りの嘘でも何でも、リンを失脚させる口実を作れればそれで良いという浅慮も、一連の結果に見られる計画性の無さから不自然ではないのが悲しい。

 

手紙は本物だよ説

実は手紙は副産物で、シャーレからとある何かを回収した際に偶然見つけたという説。

カヤが読み上げた手紙の文章を見ると、「何かが起こった時」つまり非常時は防衛室長が、逆に何もない時は行政官が代行業務をしろ、という風に読める。

「何かが起こった時」が連邦生徒会長の失踪前ならともかく、失踪後を想定して書き残したのなら、「臨機応変に二人で協力して代行業務してね(意訳)」といった意味に見えては来ないだろうか。

また、カヤが連邦生徒会長に羨望や尊敬に近い念を抱いているのを見ると、流石に会長の意志を捻じ曲げる事はしないのでは、という解釈も可能だ。

 

連邦生徒会長は言葉遊びが好きな性格であることや、セイアをして「悪趣味(※)」と言わしめる人物であることから、SRT閉鎖からリンとカヤの協力体制まで考えた上で、わざと誤解を与えるような手紙を仕込んだ可能性も否めない。

※エデン条約は「ゲヘナトリニティ間の仲直り(=エデン)なんて絶対ムリっしょ」という意味で連邦生徒会長が命名したという解釈。実際のところ条約の件は破談となっている。

 

それはそれとして会長はちゃんと引き継ぎをしようね。

 

余談だが、最終編のエピローグでリン宛に届いた差出人不明の手紙についても、後編で回収されるかもしれない。

 

 

連邦生徒会の出身校

母校の概念が存在するなら、連邦生徒会ネームド生徒の出身校ってどこなの?というのは気になるだろう。

判断材料として、一番わかり易い見た目から入ると、実は興味深い事に種族(仮)ごとに通う学校が限られており、候補を絞る良いヒントになるだろう。

(獣人族・エルフ族など、公式の名称があればやりやすいのだが……)

 

【種族(仮)と分布】

ゲヘナ、トリニティのみ

ツノゲヘナ百鬼夜行のみ

獣耳ゲヘナ、アリウス、クロノス以外のすべての学園

エルフ耳:アビドス、ゲヘナ、ミレニアム

※エルフ耳に関しては、エルフ耳以外の特徴を持たないとする

 

  • アユム→トリニティ出身?

鳥の翼を持つのはトリニティのみ。正義実現委員会はネームド全員が黒い翼を持つ。

 

二人ともツノと長く鋭利な尻尾を持つ。ツノを持つ生徒が現状ゲヘナ百鬼夜行にしか存在せず、どちらかというとデザインが西洋風なので仮置き。

海洋生物やドラゴンっぽい雰囲気もあるので今後オデュッセイアやワイルドハント生徒の見た目が公開されたらそっちの可能性も出てくる。

 

  • リン・アオイ→ミレニアム出身?

アビドスが候補から消えるため(※)、残るはゲヘナとミレニアムのみとなる。キャラデザが青基調で、どちらもかなり理性的・合理的な性格をしており、ゲヘナよりはミレニアム出身の可能性は高い。

※アビドスの生徒数や対策委員会からの呆られっぷりからして、さすがにアビドス出身のメンバーはいないと踏んでいる。

 

  • カヤ(ヤギ目)→トリニティ出身?

規則を重んじることや、水面下のあれこれが得意な性格から、トリニティが最も近いと思われる。ヤギ目が何を意味するのかは未だ不明。

 

 

キヴォトスはイカれている

カヤのクーデターにより、誰もが規則を守り、法による正義が実現された社会に生まれ変わったキヴォトス。

信号無視で罰金10万円(現実だと最大2万円程度)、手榴弾の携帯をしただけでテロ未遂で現行犯逮捕……前者はともかく、後者は我々からすれば至極当たり前の事を言っているはず。

しかしここは世紀末園都市キヴォトス。携帯電話のように銃火器を持ち歩くのが当たり前、住民は銃弾が当たった程度では掠り傷にもならないので「お前は何を言っているんだ……?」となる訳だ。

 

列車のハイジャックが日常的な事件という訳の分からない報告を横においても、生ける古代文明が突然廃墟から這い出して生徒を襲ったり、ちょっと歩けばブラックマーケットがあったり、学校に行けない生徒が集まるスラム街がそこらにあったり……治安維持の筆頭部署である防衛室のトップが現状を把握できていなかったのは、何という皮肉だろうか。

別の時間軸では先生が関与できなかったことで生徒が死亡する様子も普通に描かれており、放っておくと勝手に滅んでしまうくらい治安が悪く危険極まりない世界である。

 

 

ハイネのおにぎり

ジュンコのお団子までとは行かずとも、連邦生徒会の会議にて、ハイネは支給されたはずのおにぎりを絶対に食べることが出来なかった。

 

おにぎりの所在に関するヒントは下記。

  • 会議開始から約8時間32分経過した時点で、アオイによると、おにぎりは「さっき」支給された
  • 会議中、スモモは「眠くておにぎりを食べられない」と発言
  • 会議中、モモカは「お腹が空いているなら配られたおにぎりを食べればいい」と発言
  • ハイネはお腹が空きすぎてカヤからの命令「会議の直後に体育協会へ書類を送付する」を実行する前に、食堂でごはんを食べた
  • カヤはハイネの食事に関する報告を些細なものとして無視

 

誰かが嘘をついている可能性や、未登場の人物など不確定要素が多すぎてキリが無いが、分かっているのはこのくらいか。

  • ハイネは結局おにぎりを見つけられなかったこと
  • おにぎりは確かに支給されたらしいこと
  • スモモもおにぎりを食べていないらしいこと

 

カヤの言う通り些細なものではあるが、一応小さな伏線として後に回収されそうではあるので覚えておきたい。

何なら食事を取る暇もないクーデター後に備えてカヤが食べた可能性もある。ハイネが寝返るきっかけになったりして。

 

 

おわり

……と悠長に記事を書いていたらなんと来週6/14には後編が来ることが決定しました。

早速あらすじで2章副題の「We Were」の意味が回収されています。

 

FOX小隊は果たして実装されるのか気になりますね。当初は最悪後輩たちの目の前で弾け飛ぶんじゃないかみたいな想像もしていました。

4.5th PVの登場スチルからして、カルバノグ編は次の更新で完結する気がしています。

 

個人的には、カルバノグの後に来るであろう百鬼夜行編と、過去のホシノや謎の新連邦生徒会長にまつわるストーリーも楽しみでなりません。

今月後半からは夏のイベントも始まるでしょうし、生放送やハーフアニバーサリーも楽しみですね。