連邦帰宅部本部

ブルアカの考察をします

メインストーリーVol.4「カルバノグの兎」編 第2章後編 & 2023夏イベントまとめ

ブルアカ3度目の夏がやってきました。

今回はVol.4 カルバノグ2章後編(11話~24話)をまとめつつ、夏イベにも軽く触れていきます。

 

ネタバレ注意!

 

目次

 

「カルバノグの兎」編 第2章後編

あらすじ

カヤが連邦生徒会長代行の座に付いた後、キヴォトスは理不尽な行政命令に適応できず各地で混乱が起きていた。

RABBIT小隊に会うため公園へ向かっていた先生は、D.U.市街地の地下鉄入り口付近でカイザーセキュリティとキリノが口論している場に出くわす。キリノは、急用で地下鉄を利用したい市民を通すためセキュリティを説得するが上手く行かない。もう強行突破しかないと思われた時、カンナが間に入り正当な手段で説得に成功する。

その後、疲れたからコーヒーを飲みたいとこぼすカンナと一緒に、喫茶店へ移動する。先生はカンナとキリノにコーヒーとドーナツを奢り、直近の状況を聞く。カンナは代行の命令に背いたため懲戒停職をくらい、今は公安局長でも何でもないと。

暫く話し込んだ後、市内で暴れまわるレッドウィンターのデモ隊に対応するためヴァルキューレの二人は先生と別れ、出動する。

先生は子ウサギ公園に到着するが、公園は既にもぬけの殻だった。ミヤコの置き手紙には、RABBIT小隊がFOX小隊に合流する旨が書かれていた。小隊の代わりに荷物を少し片付け、先生はシャーレに戻ることにした。

一方、連邦生徒会では忙しなく会議が行われていた。カヤは同校のデモ隊を止めてもらうようチェリノの説得を試みるが、失敗してしまう。

会議を切り上げたカヤはカイザージェネラルとユキノを呼び出し、恐ろしい命令を下す。子ウサギ駅の地下サイロにサーモバリック弾を運び込み、爆破させなさい、と。

武力を見せつければ反抗する者もいなくなるだろうと、恐怖による支配を企むのだった。

夜、シャーレに戻った先生は、食料を求めエンジェル24を訪れる。しかし、エンジェル24は代行からの嫌がらせを受け弁当が品切れとなっており、何も入手できずに終わる。

そのままオフィスに戻ると、「FOX EATS」を名乗るFOX小隊がいなり寿司を差し入れてくる。RABBIT小隊はどうしているかと聞くと、ニコは後輩たちが滞在する軍事施設の位置を喋る。

軍事施設に到着した先生は、夜間警備中のミヤコに見つかり逮捕される。なぜここに来たのかと取り調べを受ける中、先生は「責任」を負うことについて説く。先生の言葉に揺さぶられたミヤコは、心を決めた様子で先生をこっそり逃がす。

その後警備を終えたミヤコは、ユキノからの呼び出しに応じる。次の作戦である子ウサギ駅爆破にRABBIT支隊も参加しろと命令されるが、そんなものは「いかなる状況でも揺らがないSRTの正義」ではないとしてミヤコは離反し、支隊の仲間を置いて一人公園へ戻る。

翌日、子ウサギ公園でミヤコと先生が再会する。ミヤコはFOX小隊の先輩たちが道を外す前に計画を阻止したいと先生に相談し、作戦を練る。

先生のサポートを受けつつ単身で子ウサギ駅に潜入を試みるが、カイザーセキュリティとなったデカルトが立ち塞がる。デカルトを上手く説得し、「所確幸」や生活安全局の3人を仲間にしながら、駅の地下に辿り着く。

駅の地下にあるサイロには、既にFOX小隊が到着した痕跡があった。ミヤコが飛ばした偵察用ドローンがオトギに狙撃され、正面突破は難しいかと思われた時、RABBIT支隊の3人が駆け付ける。

自分の正義のために皆を犠牲にしたくないという理由で、単身で作戦を遂行したミヤコに隊員たちは呆れながらも、ミヤコの正義は私たちの正義でもあると伝え、RABBIT小隊は再結成する。

作戦「カルバノグの兎」が開始し、二つの特殊部隊がぶつかり合う。プランBの無い無謀な作戦かと思われたが、先生の指揮と仲間との強い結束もあり、RABBIT小隊は確実に先輩たちを制圧していった。

ユキノが待ち構えるオペレーションルームに向かう途中、侵入すれば自爆ボタンを押すぞとユキノに脅されるが、そのまま突入するRABBIT小隊。ほぼ同時に、地上に避難したはずのFOX小隊3人がユキノの元へ集合し、最終決戦となる。

FOX小隊を完全に抑え、起爆スイッチの確保にも成功する。ユキノは背負いきれない責任を背負い、手を汚しすぎた償いとして自爆させてほしいと願い出るが、先生は「明日があり、きっとやり直せる」と言葉をかける。

ユキノは作戦の失敗を認め、FOX小隊はどこか爽やかな顔で降参するのだった。

コーヒーを飲み、FOX小隊からの吉報を待つカヤだったが、カイザージェネラルからFOX小隊が作戦に失敗しただけでなく、RABBIT小隊が先生と共に連邦生徒会に向かっていると報告を受ける。

RABBIT小隊は道中のカイザーSOFを軽くあしらい、連邦生徒会のビルに駆け付け、カヤを抑える。カヤは先生に交渉を持ちかけ、「先生の言うことなら何でもします」と許しを請うが、「謝るべき相手が違う」と拒まれる。

ちょうど騒ぎを聞いてやってきたハイネの前で、先生たちがFOX小隊からもらった音声を再生し、連邦生徒会襲撃への関与やハイネに対する悪口を暴露すると、カヤはハイネからも愛想を尽かされてしまう。

カヤは内乱および職権乱用、職務怠慢、賄賂供与の疑い緊急逮捕され、一件は幕を閉じる。

後日、カヤは弾劾され、FOX小隊とカイザーの役員は矯正局へ収監される。代行にはリンが復帰し、カヤの行政命令もすべて撤回され、公安局の生徒も戻り、すべて元通りになっていく。

矯正局での生活に慣れた頃、FOX小隊の元にミヤコから手紙とコンビニのいなり寿司が届く。RABBIT小隊が連邦生徒会から公式に公園滞在許可を得られ、元気に過ごしていると聞きニコは微笑む。

(第2章「We Were RABBITs!」 fin)

 

新たな設定

連邦生徒会・更新

ありがたいことに公式から組織図の更新があった。

 

今回新たに確定したのは以下の2つ。

  • アユムは調停室長
  • ハイネは体育室長で、レッドウィンター出身ではない

ちなみに前編に出てきた調整室は調停室の誤字だった。

 

後編ではカヤがチェリノと一対一で交渉を行う場面も描かれ、緊急時の招集(最終編の非常対策委員会)以外で、連邦生徒会が一学園と連絡を取る様子が見られたのも興味深い。

連邦生徒会長について「キヴォトスの生徒会長たちの頂点」と言われるように、キヴォトスの管理者らしく必要であれば各学園の生徒会を呼び出して、個別で会談を行えるようだ。

モカによると、チェリノはアメとムチを使い分ければ、トリニティとゲヘナの生徒会長よりは話しやすいらしい。実際、最終編の会議では両校とも連邦生徒会に対し全く聞く耳を持たなかった。

 

ハイネのおにぎり・完

2章前編でハイネが食べられなかったおにぎりは、そもそも人数分の用意がなかったというオチ。

FOX小隊からもらった録音で暴露され、間接的な要因ではあるがハイネの怒りを買った。

ハイネは先の襲撃で腕を骨折したり、おにぎりを支給されなかったり、不運キャラなのかもしれない。

 

<A.N.T.I.O.C.H.>プロジェクト

FOX小隊設立当初の回想時点で昨年、つまり今から3年ほど前にカイザーインダストリーが発表したプロジェクト。

地下サイロに持ち運ばれた新型の大量破壊兵器弾道ミサイル用サーモバリック弾)はこの成果物の一つ。

あろうことか連邦生徒会防衛室の支援を受けながらD.U.郊外の工場で秘密裏に兵器開発を行っており、FOX小隊の活躍で関係者と計画が世間にバラされる。その後どうなったかは不明。

 

元ネタはイギリスのコメディ映画に登場する手榴弾の名前(英:Holy Hand Grenade of Antioch)。

同作では殺人ウサギ(=カルバノグの兎)はこれにより撃退される。

 

カイザーの企み

2章では新たに、カイザーが子ウサギタウンの地下サイロを軍用格納庫として開発していたことが明らかになった。A.N.T.I.O.C.H.プロジェクトと同じく、防衛室と違法な取引を行い秘密裏に進められた計画。

カヤの思いつきでサイロごと爆破予定だったが、SRTの活躍により未遂に終わり、その後解体されたかどうかは不明。

わざわざ地下サイロが選ばれたのは「有事」にD.U.に素早く兵を送るためとミヤコは推察するが……。

これまでにカイザーグループがやってきた諸々の活動を挙げてみると、彼らのやりたい事が見えてくるような、来ないような。

  • 超古代兵器(ウトナピシュティムの本船)を手に入れるため、アビドスの土地を買い占め、アビドス高校を廃校へ追い込んだ ※対策委員会編、最終編
  • 学校に行けない生徒を集めて企業主体の学園(「カイザー職業訓練学校」)を設立しようとする ※対策委員会編
  • 連邦生徒会の土地の所有権を無断で販売する ※2022夏イベ
  • サンクトゥムタワーを乗っ取り、連邦生徒会から行政権限を奪い一時的にキヴォトスの支配者となった ※最終編
  • カヤのクーデターを支援しつつ、D.U.地下の軍事基地建設を進める ※カルバノグ編2章 ←New!!

 

セイント・ネフティス社

カイザーが買収に失敗したというネフティス社は、ノノミの実家が経営しているアビドスの土着企業。

鉄道事業が上手く行かず倒産が近いかと思いきや、まだまだグループとしては安泰のようだ。あるいは単に不祥事が続くカイザー側が危ういだけかもしれない。

 

ハイランダー鉄道学園

初出の新規学園。

モエの連絡を受け、指定区域の鉄道を1時間運行停止させており、鉄道インフラまわりを担当している様子。

 

ハイランダー」は異なるカードのみで構築されたデッキのこと……ではなく「高地の人」という意味。

キヴォトスの交通管理を担うモモカの出身はここかもしれない。

ヴァルキューレ北欧神話モチーフなら、こちらはケルト神話モチーフになるか。

 

残された謎

ユキノの過去

写真や動画ではピカピカのJKだったユキノが死んだ魚の目をするようになった具体的な背景が語られることは無かった。画像は未回収スチルの一つ。

2章後編22話でユキノはこう打ち明ける。

連邦生徒会長が行方不明になって以来、ずっとこの力の責任を負う人を探してきた。

そのまま手放せば、何もかもが解決されるのに……私たちは他人から受け継いだ権威の名を惜しみ、その力を手放せなかった。

また、ミヤコのセリフでは下記。

自らの手を汚してまでSRT特殊学園を復活させようとするのは、後輩のためだと――以前、先輩が言ったんですよ。

これらを踏まえて整理すると、ユキノがおかしくなった経緯はこんな感じではないだろうか。

  • 会長が失踪し、SRTは機能を停止する。連邦生徒会は会長の捜査に明け暮れ、SRTの対応を先延ばしにする。
  • ユキノたちはSRTとして出動することも出来ず、ただいたずらに意味のない時間だけが過ぎていく。
  • 責任の所在が宙ぶらりんになっているSRTに目をつけたカヤは、SRTをクーデターの道具として利用することを企む。
  • カヤがユキノに取引を持ちかける。連邦生徒会は近日SRTを閉鎖する予定である。私ならSRTを復活させられる。その代わり、防衛室の私兵として働けと。
  • 荒唐無稽としか言いようのないクーデター計画により、キヴォトスが混乱に陥る結果が見えていたが、SRTの復活に執着するあまり目がくらみ、ユキノは賛同してしまう。
  • カヤの甘言にのせられたFOX小隊は、SRT閉鎖の決定直後、リン派の連邦生徒会役員を襲撃し、重傷を負わせる。ユキノは覚悟を決めていたはずだったが、自身の信念やSRTの正義に反する作戦を遂行したことに内心激しく動揺していた。
  • それから何度もカヤの手先として汚れ仕事をこなすうち、ユキノは心が死んでいき、自ら責任を負うこと、考えることを放棄してしまった。

思考を放棄したリーダーと、戦友を見捨てられず心を偽りながら付いていく他無かった隊員たちは、以前の自分たちに憧れた後輩によって正気を取り戻すのだった。

 

ここがあの女の執務室ね

カヤと連邦生徒会長の関係について改めて考察する。

クーデターの動機として、カヤが連邦生徒会長へ抱いている感情は憧れの類だろうと予想したが、2章後編では会長を「あの女」呼びしており、どちらかというとネガティブな劣等感やコンプレックスを抱いていることが判明した。会長という一人の人間ではなく「超人」という偶像に憧れ、皆から尊敬されチヤホヤされたかった。

カヤなりに犯罪のないキヴォトスを作ろうとしていたようだが、その動機や背景は特に描かれず、結局カヤが何をしたいのか依然として不明である。

 

加えて、カヤの連邦生徒会長に対するイメージとして、真っ先に「恐怖」が出てくる点はやはり気になる。プロローグや最終編のセリフ、周りの人間の評価を見るに、会長は恐怖でキヴォトスを支配していたとはとても思えない人柄だ。

カヤ個人の主観に基づく印象に過ぎないのか、それとも会長に対する認識の「ズレ」が一つの伏線になっているか、今後回収されることを期待したい。

 

「本当の超人」が降臨する日

矯正局に移送中のカヤが何度も口にしていたという「本当の超人」について。

前後のやりとりは、明らかに伏線を意識させる書き方である。

作中の文脈で「超人」は連邦生徒会長を指し、文字通り捉えるなら「会長かそれと同等の人物が再び現れ、キヴォトスを支配するだろう」といった事を伝えようとしていた。

 

この先の展開に結びつけるなら、4.5th PVのカットで空席だった連邦生徒会長席にいつの間にか座っていた金髪赤メッシュの人物に関連してくる可能性は高い。

もしこの人物が降臨したら、カイザージェネラルも裸足で逃げ出すような恐怖政治が敷かれ、キヴォトスを再び大混乱に陥れてくれるかもしれない。

 

SRT特殊学園の復活はあるのか

FOX小隊とRABBIT小隊は、アプローチは異なれど学園の復活を望む気持ちは同じ。

彼女らの努力は虚しく結局閉鎖は覆らず、受け入れ先も未定

カルバノグでの進展といえば公園の正式な滞在許可が下りたくらいだろうか。SRTの本質は学園ではなく、心のあり方にあると。

 

とは言えRABBIT小隊は学園の復活を諦めてはいない様子で、夏イベントでは「学園が復活するまでは子ウサギ公園にいるって約束した」といったセリフも。

責任の所在はというと、1章では彼女らの処分を防衛室から正式にシャーレに任されており、最終責任者は現在も先生である。要は連邦生徒会長の私兵がスライドして先生の私兵になった。

 

また、自分たちに命令できるのは連邦生徒会長だけというのは変わらないようで、今後連邦生徒会長と同等の存在が現れた時、これが伏線になって再びジレンマに陥る時が来るかもしれない。

 

ちなみにSRTがヴァルキューレの素材を使う理由は、「余ってるから」。当初は最終的にヴァルキューレの一部署として統合されるかと予想したが、そんなことはなかった。

 

シャーレの地下にあったもの

最終編でカイザーがクーデターを起こした隙に、カヤがシャーレにFOX小隊を派遣し、回収させたものについて。

2章前半では連邦生徒会長が残したという手紙が登場したが、本物かどうかは未回収のため不明。

 

まあ本命は手紙ではなく入れ物のような何かだが、何故そんなものがシャーレの地下にあることをカヤが知っていたのかが最大の疑問である。

この辺りはカルバノグ2章が完結した現在も未回収のため、今後の展開に期待しよう。

 

ちなみにこの入れ物は4.5th PVに出てくる箱ではないかというのが通説だ。

PVの直後のシーンは、空席の連邦生徒会長席のデスクに置かれる箱→反転→箱が消え、金髪赤メッシュの人物が席に着く、というもの。

とてつもない厄ネタの匂いがする。

金髪の人がつけていると思わしき時計にJer 1:11(エレミヤ書)の文字、紋章のアーモンドの花の模様、箱を開けるために認証が必要(VERIFY YOUR IDENTITYと書かれている)といった点から、タブレットではない別の「契約の箱」ではないかと自分は予想してみる。

 

空白の防衛室

特に言及はされなかったが、室長が空席となったため、暫くは業務を次長が代行すると思われる。

連邦生徒会において、欠員が出た時のシステムが実際どうなっているのかは不明。

ぶっちゃけ今までのハブられっぷりを見ると、防衛室があってもなくても変わらないというか……。A.N.T.I.O.C.H.の件といい、今回のクーデターの件といい、何かと連邦生徒会の闇を背負っている部署である。

 

サンクトゥムタワーの再建設

最終編の事件以降、跡形もなく崩れてしまったサンクトゥムタワー。

カイザーインダストリーと提携して行われるという大規模な再建設プロジェクトの行方だが、カルバノグ2章では特に触れられず、実はどうなったかよく分かっていない。

元々存在していたサンクトゥムタワー自体、連邦生徒会長の失踪以降は機能停止しているらしく、あってもなくてもどちらでも良いのかもしれない。プロローグの制御権奪還のくだりは一体……。

 

2023夏イベ「夏の特殊作戦! RABBIT小隊と消えたエビの謎」

2章後編の一週間後、6/21から開催の2023夏イベント。

開催直後、2日間に渡る緊急メンテナンスに突入した。サイコロラン形式のイベントは何かとトラブルに見舞われるね。

あらすじ

イベントのストーリーをざっくりまとめるとこんな感じ。

  • 飲食店やコンビニ弁当からエビが消えたことを不審に思ったRABBIT小隊は、調査のためエビの産地「夜戸浦村」へ観光客を装って潜入する。
  • 村で聞き込みをするが、特に収穫は得られなかった。しかし、村人が揃って口にする「深きもの」の噂と、村の不気味な雰囲気に当てられ、小隊は徐々に村への疑いを強くしてしまう。
  • 怪しい儀式の証拠を見つけるため、夜間作戦が決行される。作戦中に発見したくさやの調理場を犯行現場と勘違いし、村人と戦闘になってしまうが、先生の介入で誤解が解け、小隊は早とちりを謝る。翌日、村の設備を修理したり、釣りやBBQをしたりで楽しく過ごす。
  • さらに翌日、濃霧の中に不審な船影が発見される。村の老人は伝説の「再来の船」が来たと恐れるが、ミヤコはただのバージ船である事を見抜く。この船の所有者である「レッド・フック・エクスプレス」の代表こそが黒幕で、都市伝説を流布させたのも彼だった。エビは儲からず、代わりに高額な関税が掛かる贅沢品の密輸に手を出したという。エビを海に捨てたのは、エビが嫌いだから。
  • 代表はミヤコたちに逮捕され、事件は解決する。後日子ウサギ公園にお礼品として大量のエビが届き、小隊は先生と一緒に盛大にBBQを楽しむ。

 

PVの黒いドロドロや「深きもの」、漁村ときて遂に冒涜的な何かに遭遇してしまうのでは……?という予想に反し、単なる作り話に過ぎなかった。めでたしめでたし。

村の名前は小説『「夜刀浦領」異聞』、加工工場は小説『レッド・フックの恐怖』由来か。ところどころにクトゥルフ神話やH.P.ラヴクラフト関連のモチーフが散りばめられている。

カルバノグ1章でドラム缶を被ったRABBIT隊員の様子を唐突に「這い寄る混沌」と表現したり、何かとSRTはクトゥルフ神話ネタに縁があるようだ。

 

カイザーの関与?

関係しているか分からないが、イベントクエストの3Dマップにこれでもかという位カイザーのコンテナが登場する(おそらく使いまわしによるものだろうが……)。

海運会社の代表が突然密輸にハマりだしたのも、カイザーが関わっているのかもしれない。またお前らか。カイザーのロゴがタコな時点で怪しい。

 

PMC理事よろしく、尻尾切りされた役員としてカイザージェネラルがアロハシャツ姿で登場するものと予想していたが、残念ながら彼の出番はなかった。

 

特筆すべき小ネタ
  • D.U.で流通するエビの殆どが「夜戸浦村」で水揚げされ、海運会社「レッド・フック・エクスプレス」で加工、出荷されている。
  • エビの流通問題は本来なら連邦生徒会やヴァルキューレが対処する案件だが、先生の提案でSRTが投入される事になった。
  • モエはオデュッセイア海洋高等学校からミサイルをこっそり仕入れていたが、財務室の税務調査担当に見つかる。
  • モエがメガネをしていない理由は、「メガネをかけてたら泳げないでしょ」とのこと。代わりにコンタクトをつけている。
  • SRT廃校前に稼働していたSRT公式チャンネルの登録者は1000人程だったらしい。
  • クロノスチャンネルはフェイクニュースで規制を食らわなければ1000万回再生は達成していたという。
  • ミヤコが飼っているペット「ぴょんこ」は、公園を不在にすることが多いRABBIT小隊の代わりにヴァルキューレ生活安全局が面倒を見ている。そのためか、ミヤコ達よりも生活安全局の生徒に懐いているらしい。
  • ミユの三つ編みは作戦前にミヤコが編んてくれた。

 

余談だが、RABBIT小隊が民間人に溶け込む際は、うさ耳型のヘッドセットを外している。かわいいだけの飾りではなく、マイクがついており通信機器の一種。

 

今後の予想

最後に、カルバノグ2章の完結と夏イベのストーリーを踏まえて今後の軽い予想をしていく。

 

カルバノグ2章の締めくくりはfin表示+to be continuedなし

章の終わりとしては未解決な部分が多く、かと言って3章があるかというと主人公であるRABBIT小隊の話は大体片付いており正直無い気がしている。

4.5th PVの百鬼夜行の後に表示されるスチルが連邦生徒会関連なので、最終編のような総まとめ編で実質的な続きが書かれるだろう。

 

矯正局送りとなってしまったFOX小隊はSDが先行実装されており、出番がこれきりという事はないはずだ。

ワカモとも縁があり、今後イベントなどで七囚人が暴れた際に、司法取引のような形でシャーレと共闘してくれるかもしれない。

ウィッシュリストでは、問題を起こしたアズサとヒフミが処罰を受ける代わりにツルギと一緒に海に行くことになった。

 

また、夏イベ実装のタイミングでタイトル画面が4th PVから4.5th PVに切り替わった。

去年の夏イベとは異なり、後半の匂わせは無かったため、今年の夏イベはもしかすると復刻×2とシロコセリカミモリの誰か実装で終わるかもしれない。

じゃあその代わりに何が来るのかというと……。

※1枚目は1st PVのノノミが乗っている電車の広告

夏祭りの日程はハーフアニバーサリー(8月4日)に被り、予告PVのスチルでは縁日の様子が描かれている。

 

さらに、6/24のアロナちゃんねるの「かわいい花冠をかぶって」「真っ白な衣装を着て」……これは流石に来るだろう。あの御方が。

 

セイアッセイアッセイアッセイアッ

セイアの物語としてはエデンと最終編で大方完結しているため、実は実装待ち待機列でも先頭付近に位置する生徒である。PVに登場するクズノハとも縁があり、実装のタイミングとしてはぴったり。

 

今年のハニバはヤバい。なんか去年も同じことを言った気がする。

 

おわり

終わりです。

まだ夏というには早いですが、既に暑いので干からびないように適宜水分・塩分補給をしていきましょう。

 

連邦生徒会長……暑いね……。